飲食店の広告

飲食店は、不特定多数のように思いますが、広告のターゲットは限られた地域で、特定多数に該当します。

家庭用→大量消費→特定多数→限られた地域→来てもらう。
という考え方です。

江北の人が江南にある店に行くこともありますが、ごくごく例外。
離れた地域から、わざわざ足を運ぶ店は、地域で評判を取った店なのです。
したがって、まずは、近隣地域に頻繁に足を運ぶ人が広告のターゲットになります。

広告はオフィス街であれば手配りのチラシ、住宅地であればポスティングも効果的です。
日本では新聞折込みもありますが、ソウルでは新聞を定期購読している人はそれほど多くないので、ポスティングが効率的です。

はじめて行く店に、どんなメニューがあるのか判りません。
はじめての来店者に十分な情報を伝えるためには、チラシやリーフレットが有効です。

駅に近い繁華街だと、駅内広告や看板も良いでしょう。
手配りのチラシやリーフレットは、そのときに、その場所にいないと、渡すことができませんが、駅内広告や看板は、いつでも目にとまります。
名前がある程度、知られている店だと、クーポン券の手配りも効果的です。

飲食店がリピーターの来店を促す方法はコストパフォーマンスしかありません。
味とサービス、価格のバランスです。

新しい飲食店の多くは、開店と同時に広告予算を組む傾向があります。
開店費用を早く回収したい気持ちはわかりますが、開店から少なくとも2週間後。
できれば一ヶ月後をすすめています。
開店当初は勝手がわからず、サービスの不手際も多々あります。
不手際のために、評判を落とす店も少なくありません。
スタッフが慣れてから、集客を図る方が良いです。

味やサービスが地域で評判になれば、職場や自宅がちょっと離れた人も来店して、リピーターになってくれる可能性も大きいです。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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