デザイナー

一昨日に続いて、広告に関わる職業の紹介。

デザイナーというと、工業デザイナー、服飾デザイナーなど、業種によって、様々なデザイナーがいますが、広告業界でデザイナーというと、印刷や新聞広告のデザイナーとWebデザイナーを指します。

DTP(Desk Top prepress)が普及する前、デザイナーは、手描きでデザインを書いて、文字の書体や大きさ、色などを指定するのが仕事でした。
デザインに合わせて文字を打つ写植オペレーター、その写植を版下に並べる制作スタッフ、色指定に合わせて版を作成する製版オペレーターがいました。

いまはDTPの時代。文字も色もPC上で制作します。
PC画面を見ながら、配置を考え、フォントを選んで、色を指定します。
製版オペレーターはデザイナーが作成したデータを出力するだけです。

印刷デザイナーがWebデザインをすることもあり、また、Webデザイナーが印刷のデザインをすることもあります。
ところが、商業印刷のデザイナーがデザインしたWebデザインは、そのまま使えるのですが、Webデザイナーがデザインした商業印刷は使えない(使いたくない)デザインもあります。

広告デザイナーは画面で、デザインします。
Webデザイナーのなかには、印刷の仕組みを知らないままデザインする人もいて、以前、5%以下のカラーを指定してきたデザイナーがいました。

PCの画面はR•G•Bの3色で色を表現しますが、印刷物はC•M•Y•Bkの4色で色を表現します。
C100%、M100%など、C•M•Y•Bkそれぞれ0〜100%で色を指定するのですが、印刷は紙質やインクの量で誤差が生じます。
5%以下の指定は、その誤差の範囲内で、ほとんど意味がないのです。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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