韓国で外国人が銀行口座を開設する方法【2026年版】― 必要書類・おすすめ銀行・カカオバンクまで
韓国での生活は、銀行口座なしには始まりません。給与の受け取り、家賃の振込、公共料金の支払い、そしてカカオペイやネイバーペイなどのアプリ利用まで、すべて韓国の口座が前提になります。この記事では、外国人が口座を開くための必要書類から、開設しやすい銀行、そして2026年に大きく変わった「口座開設のルール」まで、在韓日本人向けにまとめます。
⚠ この記事は一般的な情報提供です。銀行ごと・支店ごとに取り扱いが異なる場合があります。来店前に必ず各行の公式案内や支店に確認してください。
口座開設に必要なもの
- パスポート+外国人登録証(외국인등록증)★:この2点があれば、ほとんどの銀行で一般口座を開設できます。インターネットバンキング・チェックカード発行まで一度に処理できることが多いです。
- 韓国の携帯電話番号:モバイルバンキングの利用や本人確認に必要。
- 韓国国内の住所:連絡先として求められます。
外国人登録証がまだない場合、一部の銀行・支店では入国後すぐに限定的な口座を開けることもありますが、近年は資金洗浄防止(AML)の強化で外国人登録証を求められるケースが大半です。90日以内の入国であれば、まず外国人登録証を取得してから口座を開くほうがスムーズです。
モバイル外国人登録証も提出可能 ★:国民・新韓・ウリ・企業・ハナなど多くの銀行で、モバイル版の外国人登録証が使えるようになりました(新しい利便)。
【2026年版】ここが変わった ― AML強化と限度制限口座 ★
2018年当時と比べて最も変わったのが、口座開設の審査です。ここを知らずに行くと「なぜこんなに聞かれるのか」と戸惑うので、事前に押さえておきましょう。
- 口座の使用目的を聞かれる ★:2024年8月から、口座開設時に「金融取引の目的」を確認することが法律で義務化されました。「給与の受け取り用」「生活費の管理用」など、目的を簡単に説明できるようにしておくとスムーズです。証憑書類を求められることもあります。
- 新規口座はほとんど「限度制限口座」:振り込め詐欺(ボイスフィッシング)防止のため、外国人・韓国人を問わず、新規口座は当初、送金・出金額に制限のある口座として開設されます。目的の証憑を出すことで制限が解除される仕組みです。
- 20営業日以内の追加開設制限:他人名義口座(いわゆる代表通帳)の悪用防止のため、短期間に複数口座を開くと理由書が必要になります。
⚠ 「口座は作れたのにカードが作れない」もよくあります。口座開設とクレジットカード発行は別プロセスで、外国人はカード発行に時間がかかる(半年〜1年)ことがあります。まずはチェックカード(直불카드)から始めるのが現実的です。
おすすめの銀行
- IBK企業銀行(기업은행)★:外国人対応の経験が豊富。外国人専用窓口・多言語対応・海外送金サービスがそろっています。政府が外国人労働者の主取引銀行として育成してきた経緯があり、迷ったらまずここ。
- 国民(KB)・新韓・ウリ・ハナ:主要都市銀行。支店・ATM網が広く、日常利用に便利。外国人対応の窓口や英語サービスがある支店も。
- カカオバンク・トスバンク(インターネット専業銀行):2020年の制度改正で外国人も非対面(アプリ)開設が可能に。手数料が安く送金が多い人に向くが、本人確認がやや厳しい場合あり。
言葉に不安がある場合は、来店前に支店へ電話し、英語または日本語対応の職員・外国人窓口があるかを確認しておくと安心です。
口座開設の流れ
- ① 銀行の窓口で「口座を開きたい」と伝え、パスポートと外国人登録証を提出。
- ② 使用目的を伝える(給与受け取り・生活費など)。
- ③ 通帳とチェックカードを受け取る。カードは即日不可で後日郵送のこともある。
- ④ インターネット・モバイルバンキングを申請。アプリで残高照会・送金が可能に。
困ったときは(相談先)
言葉に不安がある場合は、外国人対応の窓口がある銀行や、日本語のサポートを利用すると安心です。海外送金や両替を頻繁に使う方は、手数料やサービス内容を各行で比較してみてください。



