2014年のベスト in 韓国
華川(ファチョン)山川魚(サンチョノ)祭りは、江原道・華川郡で毎年1月に開かれる韓国最大級の冬の祭りだ。凍りついた川に穴を開けて釣り糸を垂らす氷上のワカサギ釣りならぬ「산천어(サンチョノ)釣り」が名物で、韓国の冬を代表するイベントとして国内外から多くの人が訪れる。

山川魚(サンチョノ)とは
山川魚は日本のヤマメに近い渓流魚だ。日本では鮎をはじめ、ヤマメ、イワナ、ニジマス、アマゴなど各地に川魚料理があるが、韓国では川魚を食べる習慣があまりない。そのなかで、この祭りは数少ない川魚料理を楽しめる貴重な機会になっている。
なぜ真冬に刺身で食べられるのか
川魚は本来、初夏に旬を迎える。日本の河川では10月から2月〜4月にかけて産卵期にあたるため、資源保護を目的に禁漁期間が設けられていることが多い。また川魚は傷みが早く、海から遡上する魚がいる川では寄生虫の可能性もあるため、刺身で食べる機会は滅多になく、塩焼きや唐揚げ、天ぷらなど火を通して食べるのが一般的だ。
ところが華川の祭りは極寒の1月に開催される。気温が冷凍庫より低い環境では魚が傷みにくく、寄生虫も繁殖できない。そのため、この祭りでは山川魚の刺身を味わうことができる。釣り上げた魚をその場でホイル焼きにしてもらうこともできる。

氷上の釣り体験
祭りのメインは、分厚く張った氷に開けた穴から糸を垂らす氷上釣りだ。ほかにも素手で魚をつかまえる「맨손잡기(素手つかみ)」、ルアー釣り、そり滑り、ボブスレー、世界最大級の室内氷彫刻広場など、多彩なプログラムが用意されている。


開催時期と料金の目安
祭りは例年1月中旬から2月初旬にかけて、3週間ほど開催される。2026年は1月10日〜2月1日の23日間の日程だった。運営時間は9時〜18時で、受付は8時30分から(週末は7時から早期受付)。
氷上釣りの体験料は15,000ウォン前後で、うち5,000ウォン分が「華川愛商品券」として還元される。この商品券は華川郡内の食堂やガソリンスタンド、コンビニ、祭り会場内の農特産物売り場などで現金同様に使える。人気の高い祭りのため、事前予約枠が早期に埋まることも多い。
訪問時の注意
とにかく寒い。氷上に長時間立つことになるため、防寒対策は入念に。厚手の防寒着に加え、防水性のある靴、手袋、カイロ、帽子やネックウォーマーは必須と考えたい。氷の上は滑りやすいので、靴底のグリップにも注意したい。
アクセス
ソウルから華川郡までは車やバスで2時間半〜3時間ほど。祭り期間中はソウル発のシャトルバスやツアーが運行されることもあるため、公共交通機関で向かう場合は事前に確認するとよい。
よくある質問
Q. 開催時期はいつ?
A. 例年1月中旬〜2月初旬の3週間ほど。年ごとに日程が変わるため公式情報で確認したい。
Q. 釣った魚はどうする?
A. その場で刺身やホイル焼きにしてもらえる。真冬の低温下だからこそ刺身で味わえる。
Q. 体験料はいくら?
A. 氷上釣りは15,000ウォン前後で、うち5,000ウォン分が地域商品券として還元される。
Q. 服装は?
A. 氷上に長時間いるため、厚手の防寒着・防水靴・手袋・カイロなど万全の防寒対策が必要。
