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媒体系代理店
- 2012/12/29
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グループ企業の広告のみを扱う会社もあれば、グループ以外の広告も扱う総合広告代理店もあります。
ほかに、媒体系の広告代理店があります。
媒体とは広告を掲出する対象で、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌を4大媒体といいます。
ほかに看板、駅構内や電車、バスなどの車内広告、インターネット、生活情報誌やクーポン紙など、すべてを総称して媒体と呼んでいます。
新聞社やテレビ局など、広告媒体の子会社で、親会社である新聞社の広告のみを扱う代理店と親会社である新聞社やテレビ局以外の媒体も扱う総合広告代理店があります。
通常、新聞社やテレビ局など、広告媒体には広告営業の担当部署がありますが、歴史が浅い媒体は別として、媒体の営業がスポンサー企業の広告を直接扱うことはありません。
スポンサーから直接受注する広告は、媒体の子会社である代理店が担当します。
毎日何十件と掲載される新聞広告や、朝から晩まで放送するCMを制作し、さらに、スポンサーからの入金まで管理するのは膨大な作業です。
どのスポンサーの広告をどの面に掲載するか、どの時間帯にオンエアするかを管理し、また、広告が媒体の方針にあっているか確認するだけで精一杯なのです。
媒体の営業が直接スポンサーを訪問することもありますが、受注後の制作などは、広告代理店に依頼します。
全国の広告代理店から出稿を引き受ける新聞社やテレビ局が多いのですが、なかには、特定の代理店とだけ契約し、その他の代理店からの出稿は媒体の子会社である代理店を通じて引き受ける新聞社やテレビ局もあります。
広告は、マーケティング戦略から広告戦略、いつ広告を掲出するか、どのように掲載するか、またどの媒体に掲出するかなど、総合的な企画力と判断力も要求されますので、広告代理店の役割は重要です。
広告会社には、マーケティング戦略や広告戦略の企画から広告制作までを担うPR会社と、媒体の手配を行う広告代理店があります。
以前も書いたように、企画から制作までを担うPR会社と媒体を手配する代理店は別というケースが一般的ですが、日本と韓国は、広告代理店がPR会社の業務と媒体手配の両方を担っています。