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広告媒体/日韓編
- 2013/3/19
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ひとつ目は区庁など役所の筆記台広告です。
役所で手続きを行うときには、まず、台の上で申請書を書きます。
これは韓国も日本もかわりませんが、ソウルの役所の筆記台には、広告が掲示されています。
10年以上前のこと。住宅会社の広告を担当していたときに、市役所で住民票などをいれる封筒を広告媒体に利用できないかと思って市役所に相談に行ったことがあります。
その時には、前例がないと断られましたが、韓国の役所は、そのさらに上を行く広告媒体です。
ふたつ目は、アパートのエレベーターの広告です。
アパートのエレベーターに掲示する広告費は、当然、管理組合の収入になるわけで、多少なりとも各世帯から受領する管理費を軽減できるわけです。
この2つは上手いなと感心しました。
逆に日本では当たり前ですが、韓国にはない広告もあります。
地下鉄やバスのアナウンス広告です。
日本で地下鉄やバスに乗っていると、駅やバス停の名前に続いて、「○○へお出での方は、こちらでお降りください」というアナウンスが流れることがあります。
このアナウンス広告は、韓国では聴いたことがありません。
電車の車内の壁面に貼る広告は、韓国でも日本でもありますが、日本でよく見かける車内吊り広告は韓国では見たことがありません。
地下鉄といえば、ソウルの地下鉄は、転落防止のゲートが天井までの高さの駅が多く、乗降口と乗降口の間には大きな広告が並んでいます。
日本の電車や地下鉄のホームにある転落防止のゲートは、たいてい胸までの高さなので、広告媒体としては、ソウルの地下鉄の方が使い勝手が良いです。
バスの車体を使った広告も日本では車体の横面、後面に小さな広告枠がある程度ですが、韓国は車体全面を使った広告をよく見かけます。
日本でも車体全面に塗装を施した広告を見たことがありますが、韓国では、よく見ると大きなステッカーを貼っています。
塗装よりもステッカーの方が、広告を掲出したり、撤去したりするコストが安く、全面広告を掲出しやすい効果があります。
駅ナカでも、バスの車体でも、スペースを最大限活用して大きい広告を掲出する韓国の広告は、見ていて飽きません。