日本ブランド;東京カレー

韓国では日本食がブームで、居酒屋など、本格的な日本食を提供する店も続々と増えています。

韓国の日本食には、日本料理店、日式料理店、IZAKAYAなどがあり、日式というのは、日本風韓国料理ですが、日本料理店では寿司、家庭料理など、本格的な日本食を食べることができます。
IZAKAYAも日本で料理を学んだ人や日本人料理人から直接指導を受けた人など、本格的な日本式居酒屋もあります。

代表的な日本料理と云えば、寿司、天ぷら、刺身、蕎麦などがありますが、日本で国民食というと、ラーメンとカレーが人気を二分しています。

韓国にも甘口で大きい具がごろごろ入っているカレーライスがありますが、東京カレーは、日本の食材卸大手「国分」の韓国法人が運営している日本の味そのままのカレー店です。
江南と鐘路に各1店舗あり、1号店の江南店はカレーライス専門店で、2号店の鐘路店は、昼はカレーライス専門店ですが、夜はいろいろな国のビールとチキンやポテトなど、ビールに合うつまみを楽しむことができます。
アルコール飲料卸の大手でもある国分だけあって、サワーなども充実しています。

カレールーは日本からの直輸入で、スープカレーに近く、唐揚げやクリームコロッケ、シーフード、野菜などメニューを選んで、辛さとご飯の量を選びます。
韓国の飲食店というと、おかわり自由のキムチがあたり前ですが、東京カレーにはキムチはありません。
実は東京カレーより先に進出し、すでに2桁の店舗を展開しているCoCo壱番屋にもキムチはありません。

東京カレーのソースは、どちらかというと辛めで、辛いモノが好きな韓国人の口に合いそうな気もしますが、甘いカレーに馴染んだ韓国人の多くは、辛さが0から2までの甘めのカレーを注文する人が多いようです。

鐘路店で用意しているチキンやポテトなどの揚げ物も、さっぱりした味わいで、ビールやサワーとよく合います。

コーヒーはUCCの豆を挽いていれたドリップコーヒーで、プリンも人気メニューです。

ソウル在住の日本人に、日本に一時帰国したときに食べるメニューを尋ねたところ、ラーメンと牛丼という人は多いのですが、カレーと回答する人にお目にかかることはありません。

ソウルでも日本の味そのままのカレーを食べることができるので、一時帰国したときにあえて食べる必要がないのでしょう。

 

※東京カレーは撤退し、2019年1月現在、ソウルにはありません。
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kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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