LTE

LTEという単語を目にするようになりました。

携帯電話は、90年代にデジタル通信サービスが始まりました。
このアナログ通信を、便宜上、1G(1st Beneration)、初期のデジタル通信を2G(2nd Generation)と呼んでいます。
NTTドコモが世界に先駆けてはじめたiモードはこの2nd Generationです。

2Gは、各国や地域が独自の移動通信システム方式を採用していたために互換性がなく、異なる国や地域でのローミングが可能な通信が求められていました。
そして、ITU(国際電気通信連合)が1999年に定めた「IMT-2000」 (International Mobile Telecommunication 2000) 規格に準拠した通信技術が第3世代移動通信システム、通称3G(3rd Generation)で、00年代に実用化されています。
3Gはインターネット接続など、モバイル通信を想定していて、移動時で最大144kbp、停止時で最大2Mbpsの通信が可能なシステムで、世界統一規格の策定を目指しましたが、新技術の特許や、各国や地域で、すでにある2G資産を活用に対する要請から5種類の方式が採用されています。

3Gで国際ローミングが可能になったことで、ノキアやモトローラ、AppleのiPhone、Samsungのギャラクシーなど、各国で使用できる機種が誕生しました。

この3Gを改良し、さらなる高速通信が可能な通信システムを便宜上、3.5Gと呼んでいます。
3.5Gは、3Gの最大2Mbpsを遥かに上回り、5〜10Mbpsという高速通信も可能となっています。
5〜10Mbpsというのは、有線のADSL回線に匹敵するスピードです。

ITSではさらなる高速通信として、50Mbps〜1Gbpsのスピードで、固定通信とシームレスに利用できる通信規格4Gを策定しました。
50Mbps〜1Gbpsというと、光ファイバーに相当する高速大容量通信です。
4Gは電波特性でサービスエリアが狭くなってしまうことや、電波の直進性が高いことにより屋内への電波が届きにくく、高度な技術が求められますが、3Gのシステムで4Gに近い高速大容量を実現したPre-4Gを3.9Gと呼ぶこともあります。

このPre-4G、3.9G(第3.9世代移動通信システム)のひとつがLTE(Long Term Evolution)です。

ちなみにmbps(bits per second)は、1秒間に送信または受信ができるデータ容量を表す単位で、1kbpsは1秒間に1KBのデータの送信または受信ができることを表します。
同じように1Mbpsは1秒間に1MB、5Mbpは1秒間に5MBのデータを送信または受信できますが、実際には、通信環境によって、実際の処理能力が1MBあるいは5MBを下回ることが多々あります。
また、通信環境がよくても、端末の処理能力が小さいと、高速大容量通信の恩恵を受けることができないこともあります。

いずれにしても、通信容量が大きくなったことで、画像や映像などの大きいデータも、送受信できるようになってきています。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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