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WEBアクセシビリティとWEB標準 先週の続き
- 2013/12/10
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WEBアクセシビリティとは、一般の人たちと異なる環境の人々も一般の人と同じように情報を得ることができるようにホームページを制作し、情報格差を減らすというものです。
WEB標準とは、どのようなOSやブラウザでも発信者が意図した通りに見ることができるように作るというものです。
インターネットの初期段階では、ホームページを閲覧するアプリケーションソフトである「ブラウザ」は、HTMLというプログラミング言語に対応していました。
その後、ブラウザの高度化に合わせて多くの「方言」が生まれています。
とくに韓国では、インターネットの普及に伴い、圧倒的なシェアをもつInternet Explorerの機能に合わせた技術が発達しています。
新しい機能で見た目もよく使い勝手も便利な方言は、ブラウザの種類が増えるにつれて、ブラウザによっては正しく表示されないなど互換性の問題が生じています。
また、インターネットは世界中の誰でも事務所や自宅にいながら情報にアクセスできます。
情報を得るために足を運ぶ手間も、また情報を発信するための郵送コストもかからないので、多くの公共機関や企業がインターネットによる発信を推進しています。
インターネットを活用した情報発信への依存が高まるにつれて、環境による情報格差が問題となり、とくに障害者や高齢者でも健常者と同じように情報に接することができるWEBアクセシビリティがガイドラインによって標準化されています。
そして、韓国では公共機関や公共性が高い企業ホームページは、このWEBアクセシビリティへの準拠が法律で義務化され、2013年から施行されています。
公共性の大小に関わらず、多くの企業は、業種や企業の特性に合わせてホームページを構築しています。
義務化を待って修正することも可能ですが、イメージや機能を損なうことなく、WEBアクセシビリティ標準に準拠するホームページを再構築すると、新規に構築するより多額な投資となることが往々にしてあります。
義務化の時点で新規に構築する選択肢もありますが、そのサイトに慣れている利用者にとっては、すべてを一から学習し直すこととなり、使い勝手=ユーザビリティの問題も生じます。
進出したばかりの企業など、ホームページを持たない企業もあります。
WEBアクセシビリティやWEB標準に準拠したサイトは割高となりですが、あとから構築するよりも、トータルコストを低く抑えることができます。