カメラアクセサリーその2 フィルターの話

12月6日に、一眼レフで必要なアクセサリーについて書きました。その続きです。
〔レンズフィルター〕
レンズフィルターには、レンズに傷がつかないように付ける保護フィルターと特殊効果を目的とするフィルターがあります。
フィルターのサイズはレンズに書いていますが、カタログやメーカーサイトでも確認できます。

「保護フィルター」
保護のみを目的にしたレンズ保護フィルターとUVフィルターがあります。
紫外線が大気中のちりなどによって散乱していると、遠くの山などが見た目よりはっきり写らないなど写真に影響します。紫外線をカットするUVフィルターは写真の色調や露出に影響せず、紫外線を除去するので、保護フィルターとして使うことがよくあります。

「NDフィルター」
天気がよい屋外では、シャッタースピードを早くして手ブレを防ぎ、また、絞り込んで被写界深度を深くし、ピントの合う範囲を広くすることができます。
一方で流れる写真や背景をボカして撮りたいこともあるでしょう。NDフィルターは、レンズから入る光を減少させる効果があり、意図的に、シャッタースピードを遅くしたり、絞りを浅くしたりできます。

「PLフィルター」
ガラスや水面の反射による写り込みを除去する偏光フィルターで、ショーケース内の展示物や水の中をガラス越しの撮影に使います。
また空気中の水蒸気の反射を除去するため、青空の青さを強調したり、木の葉や山肌などのコントラストを調整して、色調を強調したりする効果もあります。虹をはっきり写しこみ、逆に消すこともできます。

「ソフトフィルター」
全体にぼやけたような効果や霧の中の効果を出すフィルターです。
幻想的な効果を出せるため、女性・子供などを撮るときに用いることが多いです。
レンズに軽く息を吹きかけて曇らせることもできますが、フィルターで、効果を使い分けることができます。

「クロスフィルター」
ライトアップされた夜景で、光が十字にクロスしている写真をみたことがある人もいるでしょう。これは、レンズの絞り羽根を使っても撮ることができますが、クロスフィルターを使うと簡単に撮ることができます。

ほかにもいろいろなフィルターがありますが、一般的には上記のフィルターが一般に使われています。
保護フィルター(UV)フィルター、NDフィルター、PLフィルターは万能タイプです。
ソフトフィルターとクロスフィルターは、必須ではありませんが目的によっては便利なフィルターです。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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