印刷機とインク
- 2012/10/27
- 日本語・印刷
カラー印刷は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の色材3原色にBk(ブラック)を加えた4色で色を表現します。
色材3原色を合わせると理論上は黒になりますが、実際には、きれいな黒にはなりません。
ほかに、この4色の組み合わせでは表現できない金と銀のインクがあります。
印刷機のなかには5色機もあります。
C•M•Y•Bkの4色で表現できない金や銀、あるいは、ポスターに、水濡れ防止のニスを塗るときに5色目のドラムが使われます。
ほかに、地図の印刷などでは、小さい字に網をかけると見づらいので、細かい文字用にもう1色追加することもあります。
乙支路の印刷団地を散策すると、菊半裁以上の大きさのオフセット印刷機は、三菱が最も多く、小森やシノハラが続いています。
菊半裁の印刷機はA2判以下のサイズの印刷が可能です。
名刺や封筒用の小型の印刷機はリョービが多いようです。
ちなみに日本では、中大型印刷機は小森、小型印刷機はリョービが普及しています。
小ロット印刷機として注目されているデジタル印刷機ではHPと富士ゼロックスを見かけます。
デジタル印刷では、CTP(Computer to Print)という看板も見かけますが、インディゴ印刷という看板もよく目にします。
はじめに持ち込まれたデジタル印刷機がHPのIndigoだったのでしょうか。
韓国ではWindows PCをIBMと呼んでいるので、同じようなものなのかもしれません。