震災と印刷用紙 その2

日本で生産された印刷用紙は、当然、韓国で作られた印刷用紙に比べると、送料や税金などが加算される分、若干、高くなります。
それにも関わらず、使用するメリットは、紙質です。

高白色のアート紙や上質紙など、良い紙もありますが、日本でチラシやカタログなどに使われているコート紙は、厚さなど種類が限られています。

塗工紙や微塗工紙には、アート紙、コート紙、軽量コート紙があります、
アート紙は、高白色で写真の仕上がりがきれいですが、コシが弱く価格も高い紙です。
軽量コート紙は、薄くて単価が安いので、新聞折込チラシに使われています。
コート紙は、白色で写真の写りも良く、価格もさほど高くないので、日本では、ポスターやチラシ、カタログなど、幅広く使われています。

韓国の印刷用紙は、高白色のアート紙は普及しているのですが、コート紙は厚さなど限られています。
そこで、被災地の工場で生産されたコート紙のグロス紙(光沢紙)とマット紙を4種類、用途に応じて使うことにしました。

韓国で印刷したものを日本に送ることも可能です。
韓国は、日本の相場の6割〜7割の価格で印刷できますし、日本は印刷物の関税は非課税です。

韓国語の印刷物は、日本では、対応できるデザイン事務所もフォントも限られますので、どうしても高くなってしまいます。
日本語版、韓国語版、両方同じ内容で作るような印刷物は、日本語で作成されたデータをインターネットで送ってもらい、韓国語に打ち替えて印刷すると制作コストも印刷コストも安くなります。

日本語の印刷物は、データを送ってもらって、そのまま印刷します。
数量がある程度まとまると、送料や印刷用紙の差額を負担しても、はるかに安く上がります。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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