印刷の価格

韓国の印刷は安いと思われる方も多いでしょう。

日本の総合印刷会社は、同じ印刷機で4色カラーや2色、ときには1色刷まで対応します。
刷色が変わる都度、インクを変えるなど、色合わせが必要ですが、ソウルの印刷事業者は、4色カラー刷なら4色カラーのみ。1色刷の事業者は1色のみなど専門化しています。
また、個人•法人に関わらず、実態は大抵、個人事業で管理部門がありません。
印刷代も各事業者が、個々の事情で設定していますので、相場はありません。

ハイデルベルクなどの高額な印刷機械や新しい印刷機を使っている事業所は高く、中古品や古い機械を使っている会社は安いようです(^^)
機械が古くても、メンテナンスもオペレーターの技術も、しっかりしていれば品質に問題はないので、値段と品質は必ずしも比例しませんが。

刷り上がりの品質は、印刷機械よりもオペレーターのポリシーで左右されます。
良い仕事するが高いところ、安いけどそれなりのところ。

色調がよくないからと刷直しを要求すると、刷直しには応じてくれますが、しっかり請求されます。
高くても、しっかりとした印刷所に頼んだ方がよかった。
ということにもなりかねません。

後工程といわれる刷版、印刷、製本は安いのですが、前工程の要であるデザインは割高に感じます。
円高の分だけ日本より安いといった程度でしょうか。
デザインも印刷の仕上がりと同じで、高級デザインと普通デザインがありますが、どちらが良いかは好みにもよるでしょう。

韓国の商品は、一般に、高くて良いモノか、安くてそれなりのモノか、いずれかですが、印刷も同様です。

値段を重視するか、品質を重視するか、尋ねる所以です。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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