通仁市場
- 2013/3/31
- 韓国旅行情報
江北にある在来市場といえば、南大門市場や京東市場、広蔵市場など有名です。
南大門市場は、ソウルに住んでいる人であれば、何度か足を運んだことがあるでしょう。
衣料や食品などを売っている店が並んでいますが、輸入食品専門街や食器専門卸が入っているビルもあり、日用品を安く買うことができます。
1号線祭基洞駅の近くにある京東市場は、ソウル最大の薬令市場として知られていますが、野菜をはじめ、食材を売る小売商が並んでいます。
鐘路5街にある広蔵市場は、ソウルで最も古い常設市場で、市場の真ん中には屋台が並んでいます。
今回、紹介する通仁市場は、景福宮駅から歩いて10分ほどのところにあります。
アーケードで覆われた200〜300mほどの通りに肉や魚、野菜など食材を売る店が並んでいます。
雑貨屋、靴店、服の修繕などもあります。
景福宮の西側には、昔ながらの韓屋が並ぶ住宅地が広がっていて、生活に必要なものが、一通り揃いそうな通仁市場は、地域住民の生活に密着した市場のようです。
この通仁市場のなかには、総菜屋が多いのが目につきます。
総菜屋の奥は、大抵、食堂になっていて食事もできます。
面白いのは「도시락 Cafe(弁当カフェ)」です。
市場の中程にある도시락 Caféでコインを買って、弁当容器を受け取ります。
도시락 Café 가맹점と書いてある総菜屋で、おかずを買って弁当容器にいれてもらいコインで払います。
最後に、도시락 Cafe(弁当カフェ)に戻ってご飯とスープを購入して食べることができます。
ところで、韓国では伝統的な在来市場だけで通用する伝統市場オンヌリ商品券を発行しています。
韓国全土にある加盟市場や加盟店だけで通用する共通商品券で、額面の6割以上の商品を購入すると現金で釣り銭をもらうこともできます。
いま、日本各地の商店街では、郊外型大型店の進出で、商店街を利用する客が減り、シャッター街となっている通りも少なくありません。
通仁市場の弁当カフェや伝統市場の商品券など、ヒントになりそうです。
視察を希望する商店街関係者は、ご連絡ください^^