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業界の常識
- 2012/12/8
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オフセット印刷でいうと•••
カラー印刷はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)の4色刷です。
この4色の濃淡の組み合わせでさまざまな色を表現します。
金と銀は表現できないので、特殊インクで印刷します。
白は普通、何も印刷しない状態で表現します。
色紙など、白インクを使って印刷する場合も、金や銀と同様、特殊インクです。
オフセット印刷では、DTP(Desk Top Prepress)で作成したデザインデータを4色に分けます。
C•M•Y•Bk各色、つまり4枚のフィルムを出力します。
そのフィルムを印刷機にセットするPS版というアルミ板に転写します。
このPS版と、PS版に転写する工程を刷版といいます。
両面カラー刷の場合は、片面を印刷したあと、反対面を印刷しますので、フィルムも刷版も4色×2面=8枚必要になります。
最近、よく見かけるようになったデジタル印刷は、オフィス用のプリンターを高速大型化した印刷機で、日本ではオンデマンド印刷、韓国ではIndigo印刷とも呼びます。
フィルムと刷版が必要なく、数枚から数百枚程度の小ロット印刷に向きます。
オンデマンド印刷、あるいは、Indigo印刷と呼ばれるデジタル印刷の仕組みは、オフィス用プリンターと基本的に変わりませんので、一枚からでも印刷できます。
オフセット印刷は、色ごとにドラムが並んでいて、各色のインクを順番に刷り重ねます。
4色の位置にはわずかな誤差が生じますし、各色のインクの濃さにもムラが生じます。
その誤差を、印刷機を稼働させながら調整して合わせます。
当然、はじめの何枚かは各色の位置が合わない版ずれや、色ムラがありますので、予備紙が必要です。