展示会

日系企業の韓国ビジネスで、展示会は有効なPRの場です。
先週、三成のCOEXで、「Salon du Chocolat Seoul」というイベントがありました。パリをはじめ世界各国で開催されているチョコレート菓子のイベントです。
PLUXでは主催者の依頼で日本から出展する企業等のブースデザインや配布物を担当しました。

さて、展示会に出展する目的はB to BとB to Cに分けられます。
進出前で出展の主目的が代理店等パートナーとの出会いであれば、多くの来訪以上に、いかに濃い商談ができるかが重要です。
有力な代理店候補者に立ち寄ってもらうため、製品のコンセプトをディスプレイでシンプルに伝えます。

すでに進出している企業であれば、B to Cはもちろん、B to Bでも多くの人に注目してもらうことが大切です。
以前、B to Bの出展をサポートしたことがありますが、商品PRもさることながら、会場の商談は最小限にとどめて、後日訪問する先のリスト集めに徹しました。

B to Cだと、最近はデジタルカメラやスマホで写真を撮る人が多いので、印象に残るブースは、来場者の記憶はもちろんのこと、記録にも残ります。
また、SNSやブログにもアップする人が多いので、来場者と繋がりがある人にも伝わるし、特に韓国ではNAVERやDAUMなどメジャーなポータルサイトの検索は、ブログが上位に表示されることから、インターネットを通じて、さらに多くの人に伝わっていきます。

ディスプレイ、イベント、配布物、それぞれで注目を浴びる企業ブースは、来場者はもちろん、来場していない人々にも伝わっていきます。

ディスプレイは、ブースのイベントや展示物、出展する主目的を踏まえて検討します。
イベントも商品・製品やサービスをPRしたいのか、あるいはブランドをPRしたいのか、目的を定めて検討します。
商品・製品のPRが目的であれば、実際の製品を試してもらうこと軸にブースデザインを検討します。
詳細は別途でカタログなどを配ります。

ブランドのPRが目的であれば、主たる来場者に合わせてプランニングします。イベントで集客することを軸とし、デザインや配布物でブランドPRを行います。

今回のSalon du Chocolat Seoulは、チョコ菓子やケーキを展示販売するイベントで、来場者は、ブランドよりも見た目や味に注目します。
出展者の目的は販売とPRですが、スタッフは販売で精一杯。PRまで手が回りません。

PRはディスプレイと配布物のみで行うことになるので、ブランド名とブランドイメージを目立たせるコンセプトでブースデザインをしています。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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