日系企業のビジネスマナー;名刺交換
- 2013/8/8
- 韓国ビジネス
知っていそうで、知らない人が多く、日本の会社でもよく理解していない人が少なくありません。
名刺を出す時
訪問先で相手が来たら立ち上がって挨拶し、相手より先に名刺を出すようにします。
その場で慌てないように、訪問の際には名刺入れを素早く出せるように準備しておくと良いです。
名刺交換では、名刺入れを盆として使います。
名刺入れの上に先方が読める向きに載せ「○○会社の○○と申します」と挨拶しながら、両手で差し出します。
正式には、名刺入れの上に自分の方に向けた名刺を載せて、汚れがないかなどを確認してから先方が読める向きに回して両手で差し出しますが、前段の略式が一般的となっています。
目下の方が下から差し出すという人もいますが、名刺入れを両手で持と自然に下から出すことになるので、あまり、意識することはないでしょう。
両手で出す、相手が受け取りやすく、読みやすい高さで差し出します。
名刺を受け取る時
名刺は相手の存在そのものですので、大切に扱います。
相手から差し出された名刺は、自分の名刺入れ(盆)の上で、両手で受け取ります。
名刺を受け取るときは、会社名や氏名が印刷されている部分に指をかけてはいけません。
難読漢字や読み方が幾通りかある場合など、読み方が判らないときはその場で確認します。
韓国の日系企業では、ウラ面がローマ字か、ハングルで書いていることも多いので、その場でウラを確認しても構いません。
両者が同時に名刺を差し出すことがよくあります。
まずは、先方が読める向きで名刺入れに載せた名刺を両手で持ち、渡す直前で右手で名刺を差し出します。
そして、左手に持った名刺入れの上に先方の名刺を載せて受け取り、右手が空いたら、すかさず右手も添えます。
名刺交換の序列
名刺交換は、上役から順番に行います。
名刺交換を終えたら、いよいよ面談ですが、面談中はテーブルの上に名刺入れを置き、その上に相手の名刺を置きます。
相手が複数の場合は、並んでいる順にテーブルの上に名刺を並べておきます。
名刺入れ(盆)は、ひとつしかないので、肩書きが一番上の人の名刺を名刺入れ(盆)に載せます。
面談が終わったら、相手の名刺を名刺入れに丁寧にしまいます。
また、面談中に退席者がいたら、その退席者の名刺は名刺入れにしまいます。