印刷業界用語
- 2012/12/24
- 日本語・印刷
前にも書きましたが、どの業界にも業界用語があります。
もちろん、印刷業界もたくさんあります。
昨日書いたスクリーン線数、業界人同士では単に「線数」と呼んでいます。
1インチのなかに、どれだけの線(つまりドット)があるかを表す数値です。
印刷機や紙のサイズに「菊全判」や「菊半裁」があります。
菊全判は939×636mm、菊半裁は636×469mmです。
国際規格のA1判のサイズが841×541mmで、A2判はその半分の594×420mmですが、オフセット印刷では、印刷機が用紙を掴んで送るための余白が必要で、A1判に余白分を足したサイズが菊全判、A2判に余白を足したサイズが菊半裁です。
ちなみに、菊全判や菊半裁という表現は、日本も韓国も共通です。
日本のJIS規格にはBサイズもあるので、日本ではB1判に余白を足した四六判1091×788mmも普及しています。
蛇足ですが、ベテランになるとA判やB判のサイズはmm単位で記憶しています。
カラー印刷は、C(シアン)•M(マゼンタ)•Y(イエロー)•K( Bk•クロ)の4色で印刷します。
日本では4色(4C•4ショク)と呼んでいますが、韓国では4도(ド)と呼びます。
また、色の呼び名もCは日本では「シアン」ですが。韓国では「サイアン」といいます。
K(Bk•クロ)は日本の業界では「スミ」ともいいます。
このブログで何度か、0%〜100%の11段階×4色で表すと書いていますが、百聞は一見に如かず。手元にあるカタログなどの印刷物をルーペで見ると、よく判ります。
印刷機メーカーのサイトにある4色機の写真を掲載します。
4つのドラムが並んでいますが、1つのドラムが1色で、2色機はドラムが2機、ドラムが5機の5色機などがあります。