割引提携とクーポン

飲食チェーンやレジャー施設などでは、提携カード割引というのがあります。
○○カードで払うと20%引きなどと表示しています。

韓国はカード社会で、1人で複数のカードを持っているのは当たり前。
食事も複数で一緒に食べる習慣があるので、誰か一人くらいは、その提携カードを持っている可能性が大きいです。

OKキャッシュバックカードはSKが運営しているカードで、加盟店で提示すると、ポイントが積み立てられ、積立てポイントは、加盟店で買い物をする際に、割引を受けることができます。
加盟店4万店以上という韓国最大のポイントシステムです。
Eマートやホームプラスは、独自のポイントプログラムを持っていますが、OKキャッシュバックカードの積立てもできますし、C&U(旧ファミリーマート)やパリバゲットでは、カードを提示すると、積立てか割引か訊ねられます。
積立率や割引率は、加盟店によって異なります。

提携カードの割引を表示して、カード加入者の利用促進を図りますが、飲食店のなかには、20〜30%引きという首を傾げたくなる割引率の表示もあります。
提携カードを所持していない利用者は損をした気にならないか、また、Aカードは20%引きでカードは25%引きという場合、カード発給はカード会社の裁量なので、5%の差は何だろうか? カード会社も関与しているのかなど疑問が生じます。

スキー場や遊園地などのレジャー施設は、飲食店と違って、利用者数の増減による変動費は少ないので、割引提携は多いです。
どのカードでも同じように割引をしますので、現金でない限り、割引適用を受けることができます。

クーポンではありませんが、広告会社にいた頃、観光ホテルに、チェックアウトした当日有効の温泉入浴券を提案したことがあります。
観光客など、朝ホテルをチャックアウトしたあと、1日観光をして、どこかの温泉に入ってから帰路に着く人が少なくありません。
温泉大浴場の変動費は極めて小さく、利用者がいてもいなくてもかかる経費は同じですので、宿泊者に対するサービスとして提案しました。
ホテルにとっても、利用者の声に耳を傾ける機会と考え取り入れました。
チェックアウト時は、ホテルも利用客も慌ただしいのですが、温泉につかりに来る時間帯は、余裕がありますので会話もはずみます。その声を次回の利用時に反映させるのです。

その券を使う人が増え、自動販売機のドリンクの売上も伸びました。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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