ホットペッパー

日本では成功しているホットペッパーのようなクーポン紙が、なぜ、ソウルでは成功しないのかという議論があります。

ホットペッパー以外にも提携カード割引やOKキャッシュバックのなどがあるから、別に紙のクーポンはいらないという意見もありますが、果たしてそうでしょうか。

ホットペッパーなどのクーポン付き情報紙の読者は、クーポンを持ってお店にいきます。
食事やサービスが気に入るとリピーターとして、クーポンがなくても店を利用するようになります。
次号が発行されると、新たなクーポンを持って新たな店に行きます。そして、食事やサービスが気に入ると、その店のリピーターになります。

その繰り返しで、
ホットペッパーに載っている店は、おいしくてサービスが良いというイメージが消費者に刷り込まれ、掲載するお店も、それならホットペッパーに広告を出そうということになります。

クーポン付き広告を出すと、間違いなく利用客が増えます。
利用客は、その店の料理やサービスが気に入ればクーポンがなくても、リピーターになります。
広告を出稿するお店は、それが目的ですから、掲載紙が発行されると、店主もスタッフも万全の体制で利用客に対応します。

一時的な利益だけを期待して広告を出すとどうなるか。
スタッフに考えが浸透していないなど、体制が十分でないと、通常を超える利用客に対する対応が疎かになりかねません。
クーポンを持った利用客は、ほかの店とどう違うの?大したことないじゃん。
という反応になりますし、最悪の場合、味やサービスの低下を引き起こして、常連客も離れていきます。
クーポンを出したときだけ利用客が増え、クーポンがないと客足が落ちるという悪循環に陥ります。

このような事例が続くと、情報紙の信頼性も失われていきます。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

この著者の最新の記事

関連記事

話題の記事

  1. 古宮など韓服を着る日本人観光客を目にするようになりました。 旅行者は無論、韓国生活の記念に韓服写真…
  2. 明洞の趙成珉(チョウ・ソンミン)メガネ・コンタクトが明洞創業23周年を記念して、コロナ克服特別割引セ…
  3. 暑い日が続く昨今、アイスコーヒーでリフレッシュしませんか。 コリア便利がご紹介するUCCコーヒ…
  4. 韓国語学習者の間で話題になっている新刊書の共同購入のご案内です。 韓国未発売の書籍の注文をKORE…
  5. 明洞の趙成珉メガネコンタクトで、KOREA Benri 読者の方にブルーライトカットレンズを…

カート

商品カテゴリー

ページ上部へ戻る