サービス品質(マートとスーパー)
- 2014/7/8
- 韓国ビジネス
いまだに馴染めない、韓国で一番困ったのは、実はマートのレジです。
買物客がレジ台の上に商品を並べて、レジ係は計算するだけ。
それもPOSの端末をあてるだけです。
数量が少ないときに、カゴをそのままレジ台に載せたことがありますが、商品を出して並べるよう、レジ係に命じられました。
計算を終えると、買物客が商品をレジ台からカートに入れます。
数量が少ないときは、レジ台からそのまま袋にいれますが、もたついていてもレジ係は黙ってみているだけ。
もたついている客を放ったらかして、次の買物客の計算をはじめることも珍しくありません。
日本のスーパーのレジは、買物客がカートやカゴをレジ台におくと慣れた手付きでPOS端末をあててカゴに移します。
買物客はレジ係が商品を入れてくれたカゴをサッカー台に移します。
もたついている買物客がいたら、レジ係がサッカー台まで運んでくれます。
日本のスーパのレジがサービス(対応)が上回っていますが、よく見ていると、実は、日本のスーパーは対応そのものより、効率を重視したシステムだとわかります。
慣れない買物客が、もたもた商品をレジ台に並べて、計算を終えた商品を、もたもたカートに入れるより、手慣れたレジ係が‘処理’する方がはるかに効率良く、大きなサッカー台で、もたついている買物客がいても、他の買物客に影響しません。
この効率の良さは、スーパーはもちろんですが、お客様にとってもストレスを生じないサービスです。
対価を伴わないサービスは、巡り巡って利用者にしわ寄せがいきますが、日本のスーパーの利用者は過剰包装や広告費等々、相応の負担しながらもストレスなく買物ができるメリットを享受しています。
韓国のマートは試食し放題で+1もあるとはいえ、全般的に見て決して安いとはいえずストレスもあります。
それにしてもマートのレジ、なんとかならないものでしょうか。