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オーダーメイドとレディメイド
- 2013/1/27
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発注者から見れば、どこに発注するかで仕上がりが違ってきます。
クライアントであるスポンサーの要望や内容をデザイナーなど、制作に携わるスタッフと打ち合わせるAE(営業)はもちろん、デザイナー、コピーライターなど、誰に依頼するかで、できあがる広告や印刷は変わってきます。
日本酒を販売したことがありますが、同じ銘柄であれば、どこで買っても同じ味です。
広告や印刷は違います。デザイナーなど制作スタッフによって、まったく違ったものになります。
印刷や新聞は、限られたスペースで、文字や写真、イラストを配します。
TVCMなどの映像は、限られた時間内に音声や文字、映像を配します。
販促品は、商品自体は既製商品ですが、決められた限られたスペースに名称やロゴを印刷します。
商品パッケージも同様です。
デザイナーやライター、カメラマン、イラストレーター、ディレクター、印刷であればオペレーター、映像であればエディターなど、広告や印刷には多くのスタッフが関わっていますが、発注者が、制作に携わるスタッフと打ち合わせることは稀で、あっても、せいぜい、デザイナーとライターまでです。
多くの場合は、広告会社・印刷会社の営業スタッフとのみ、打ち合わせをします。
発注担当者との打ち合わせに参加するスタッフが、スポンサー企業の製品・商品・サービスはもちろん、企業のアイデンティティや発注者の意図を十分に理解しているかどうか。
理解が十分でないと、発注者の意図とは違ったものになってしまいます。
逆に、発注者の意図を理解しても、広告を受け取る対象者である消費者や企業への見せ方、伝え方が十分でないと、広告効果は半減します。
発注者であるスポンサーと消費者を繋ぐのが広告会社や商業印刷に携わる印刷会社の仕事です。
消費者の要望は、刻々と変化し、それに合わせて商品やサービスも変化します。
広告の発注者が、広告の受け手である消費者に伝えたい情報を確実に伝え、企業が想定した消費者(=広告の受け手)が興味をもって、商品やサービスをアクセスする仲介が広告会社の仕事です。
日本酒は味を見て、選ぶことができます。
広告も印刷もすべてがオーダーメイドです。
商品(広告)を見てから、発注先を選ぶことはできません。