色の話し

何度か書いていますが、カラー印刷はC(シアン/サイアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の4色で構成されています。
テレビやPCのモニターはR(レッド)・G(グリーン)・(ブルー)の3色で構成されています。

テレビやPCのモニター上には、さまざまな色がありますし、印刷も1色や2色があります。

カラー印刷では、C50%、M50%、Y50%、K0%などという表現を使うと、どこの国でも、どこの会社でも同じ色として通用しますが、1色はそうはいきません。

1色や2色の印刷カラーで、まず思いつくのが、DICカラーです。
DIC100番、DIC300番などと番号で、色を伝えます。
このDICカラーというのは、DIC(旧大日本インキ化学工業)が、出版しているカラーチャートの色番号です。

日本では印刷はもちろん、服飾やインテリアなど、さまざまな業界で共通のカラーとなっていますが、日本以外では、ほとんど通じません。
また、DICカラーガイドは、基本的にアート紙やコート紙で印刷していますので、紙質によって、多少、色が違ってみえることがあります。

PCモニターでは、R:100、G:100、B:100など、3原色の色調で表現する方法があります。

ホームページのデザインでは、16進法カラーが使われています。
例えば、Red;#ff0000、Green;#008000、Blue;#0000ff、などです。

日本では、印刷はCMYKか、DICで色を表現しますので、DIC番号の指定を受けることもあります。
そのときは、CMYKや16進法など、他の近似カラーに置き換えて確認します。

DICカラーはインクの配合割合で色を表現します。
同じように見える色でも、CMYK、DIC、PC、Webそれぞれ、色の作り方が異なるので、完璧に同じ色にはならないこともあります。
また、同じ番号や記号の色でも、紙質や素材、モニターの環境などで、多少、変わってみえてきます。

ロゴの指定色など、DICよりはCMYKで指示してもらう方が間違いありません。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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