印刷の見積 後工程

後工程原価
9 出力料
DTPで制作したデータをフィルム出力する費用です。
単価×枚数です。
1色につき1枚となりますので、カラー印刷では4枚必要になります。
単価はフィルムのサイズで変わってきます。

5 色校正費
フィルム出力をする前に、デジタル印刷機で印刷して確認する場合は、諸経費に含めることが多いです。
実際の印刷と同じ紙にオフセット印刷で印刷する本紙校正の際には、別途、必要となります。

6 刷版
フィルムを印刷機にセットするPS判に焼き付ける費用です。
単価×枚数です。フィルム出力と同様、1色につき、1枚必要です。
単価は、厳密にはサイズと面付け数で変わりますが、面付け数に関わらず、サイズだけで単価を計算することもあります。
面付けとは、例えばA4のチラシを菊半裁の印刷機で印刷する場合には、A4を4つ並べて印刷します。この場合は刷版でフィルムはA4で出力し、刷版工程で4面付けを行います。

7 印刷
単価×色数です。
単価は、使用する印刷機のサイズと印刷枚数(通し数)で決まります。
A2のポスターを菊半裁で印刷する場合は、仕上がり枚数と通し数は同じです。
A4のチラシを1万枚印刷する場合は、菊半裁の印刷機に4面付けで印刷しますので、通し数は、1万枚÷4面で2500通しとなります。

8 製本・仕上げ
ページ物は製本代が、1枚ものは仕上がりサイズに合わせて「化粧断ち」をします
単価×部数で計算します。
製本代は、無線綴じ・中綴じなど、製本方法で変わってきます。
ほかに、折り、筋入れ、ミシン目などがあります。

前工程の原価を制作費、後工程の原価を製作費と区別しています。
これらの原価を「積算した代金」に、諸経費を足して見積を作成します。
諸経費は、打ち合わせ費用、納品にかかる費用、印刷会社や企画会社の利益などで、営業費、雑費などと呼ぶ会社もあります。
一般に、納品にかかる費用は実費で計算しますが、打ち合わせ費用や印刷会社・企画会社の利益は、(「前工程原価」+「後工程原価」)×諸経費率で計算します。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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