印刷発注の流れ3 デザインと素材

仕上がりの仕様が決まったら、デザインの仕様を決めます。

文字原稿、翻訳、写真やイラストなど、どこまで発注者が用意し、どこまで広告会社や印刷会社に依頼するかを決めます。

原稿の作成には3つのパターンがあります。
まず、おおまかなデザインイメージを発注者が考えて、文字原稿、写真、イラストなどをすべての素材を、発注者が用意する方法があります。
次に、文字原稿は資料や記載したい内容を箇条書きで渡してコピーライターに依頼する方法。
3つ目は、この中間で、発注者が書いた原稿を、コピーライターに手直ししてもらう「リライト」があります。

なお、商業印刷物では、広告会社のコピーライターが原稿を作成するか、発注者が用意した原稿をリライトすることが多いです。

日本語の印刷物をベースに韓国語版を製作する際や、韓国語版をベースに日本語版を製作する際には翻訳が必須ですが、翻訳も含めて依頼する方法と、発注者が翻訳して、「ネイティブチェック」を依頼する方法があります。
ネイティブチェックを広告会社のコピーライターに依頼すると、翻訳しながら、リライトとおl合わせてチェックも行うので、間違いありません。

写真は発注者が用意した写真を使っても、撮影を依頼しても良いですが、発注者が用意する場合は、解像度に注意します。
被写体にもよりますが、大体200〜300万画素以上だと問題ありません。
イメージ写真は、著作権フリーの写真もありますし、レンタル業者から借りることもできます。
イラストも同様です。
写真やイラストは著作権が絡んできますので、注意が必要です。
タレントなどの写真を使う場合には肖像権も関わってきます。

厳密にいうと文字原稿にも著作権はありますが、商業印刷では「商標」以外は問題になることはほとんどありません。

デザインの仕様が決まったら、制作に取りかかります。
文字原稿や写真、イラストなどの素材を集めて、デザイン制作に取りかかります。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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