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デジタルカメラを選ぶ
- 2013/8/30
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ちょっと前まで、各メーカーでは画素数を競っていました。
いまは、最高機種だと3000万画素をゆうに超えていますし、一眼レフや高級機は2400万画素が当たり前になっていますが、どれほどあれば良いのでしょうか。
PCモニターは、近頃トレンドのHDは1920×1080ピクセルで、約200万画素です。
プリントは、L判で200〜300万画素前後、キャビネ判で300〜400万画素あればよく、4つ切りも1000万画前後あれば、きれいに仕上がります。
商業印刷用の写真は最低で300万画素。できれば500万画素は欲しいところです。
一般には800〜1000万画素くらいあれば十分ですが、いまのデジカメは、エントリー機でも1,200万画素はあるので、画素数については気にしなくても問題ありません。
デジタルカメラは、レンズから入った像をCCDやCMOSという「撮像素子」で電気信号に変換し、デジタル変換して記録します。そのCCDやCMOSの能力が画素数です。
どれほど、優れたCCDやCMOSでも、レンズから入る像が悪いと性能を十分に発揮できません。
Canon、NIKON、PENTAX、OLYMPUSは、元々、光学メーカーですからレンズに関して問題ありませんし、Panasonicは光学メーカーではありませんが、ライカからレンズ技術の供与を受けていて、サムスンもPENTAXから技術供与を受けています。
カタログを見ると50mmF1.8とか18mm〜42mmF3.5などと書いています。
このmmは焦点距離といい、撮像素子(CCD、CMOS)からレンズの中心までの距離で、この数値で画角が決まります。
数値が小さいほど画角(=撮影範囲)が広くなり、逆に数値が大きいほど画角(=撮影範囲)は狭くなります。
画角が人の目に近いレンズを標準レンズといいます。
人の目より広いレンズを広角レンズ、狭いレンズが望遠レンズで、望遠レンズは遠くの被写体を撮影するのに適しています。
mmに続くF3.5などと書いているのは「開放絞り値」です。
このF値が小さいほど、暗いところで撮影ができますし、早いシャッタースピードで撮影できるので、少しでも明るいレンズ、つまり、F値が小さい方が良いのですが、F値が小さいほど、価格が高く、サイズも大きくなります。
また、最短撮影距離は、標準レンズは40〜50cm以下、広角レンズは30cm以下が理想です。