ソウルの春
- 2013/4/21
- 韓国生活と文化
いまソウルでは、桜が真っ盛りです。
汝矣島や南山など、桜の名所もありますが、ほかにも咲いているところがあり、週末ともなると、大勢の人で賑わいます。
自然の桜もありますが、人工で植えた桜も多いのでしょう。
南山を歩いて昇っていくと、方々に桜があって、花を愛でながら昇っていくのも楽しいものです。
日本人にとって、満開の桜を愛でながら飲食するのが花見の楽しみですが、韓国など、日本以外では、桜を鑑賞しながら歩くだけですが、一斉に咲き誇る姿は壮観です。
春になると、桜のほかにも、鮮やかな黄色い花が咲き誇る様を随所でみかけます、
韓国に春の訪れを告げる「ケナリ」です。
桜は日本各地で咲いているので、特に「韓国の春」を感じることはなく、むしろ、ケナリが咲き誇っている様に出会うと「春が来た」と感じます。
また、モクレンもよくみかけます。
春になると、やっかいな黄砂も飛んできます。
霞がかかったように見える日があり、道路は砂で白くなります。
日本企業のなかには4月付けの人事異動の会社が多く、新たな赴任者に会う時期でもあります。
ケナリが咲いて、モクレンが咲いて、黄砂が飛んで来て、桜が咲いて、日本から新たな赴任者が韓国にやって来る。
どれも韓国に滞在する日本人にとっては、いつもと変わらぬ春の風物詩です。