韓国の住宅
- 2013/2/24
- 不動産の話
韓国の集合住宅には、アパート、オフィステル、ヴィラ、レジデンス、ワンルームなどがあり、駐在員はアパート、オフィステル、レジデンス、留学生はワンルームが多いようです。
アパートは日本のマンションに相当します。
オフィステルは住居兼事務所で、アパートより若干狭いのですが、家賃も幾分安く、家具が据え付けられています。
ヴィラは日本のアパートに近く、家賃はアパートやオフィステルよりも安くて、通常、家具はありませんが交渉可能です。
外国人専用ヴィラなど、家具付きで、アパートよりもセキュリティがしっかりしている高級ヴィラもあります。
レジデンスは、ホテルの長期滞在のイメージで、家具や食器など生活に必要なものが一通り揃っていますし、セキュリティはしっかりしていて、掃除もしてくれます。
韓国では契約時に払う保証金が高額です。
保証金は敷金と同じで全額返還が原則ですが、高額なため手持ち金がない家主も珍しくなく、新しい入居者から受け取る保証金を退居者に返還する保証金に充当するケースが一般的なようです。
不動産探しで、人が住んでいる物件を訪問する所以です。
駐在期間中、ずっと同じ家に住んでいる人も多いのですが、駐在期間が長くなると引っ越しを経験する人もいます。
国内引っ越しは、しっかり企業から個人事業者までありますが、扱いが雑な業者も少なくありません。
引っ越しの転居届けは、韓国人は居住地区の住民センターで手続きが可能ですが、外国人は出入国管理事務所か区庁に届け出ることになっています。
ところで、韓国の冬はとても寒く、今年は氷点下15度以下の日もありました。
韓国の住宅は戸建ても集合住宅も床暖房が標準ですが、床は固く、布団もせんべい布団です。
かつては、オンドルの熱が効率的に人体に伝わるように、固い床に薄い布団を敷いて寝ていて、床暖房が石油やガスに変わったいまでも、固い床とせんべい布団の伝統が残っています。
疊に厚手の布団を敷く日本人にとってはつらいところです。
ベッドも良いのですが、せっかくの床暖房なので、厚手の布団を敷いて寝てみたいものです。
実際、床の上に布団を敷いて寝たこともあるのですが、腰が痛くて大変でした。