韓国の仏教
- 2015/11/17
- 韓国生活と文化
韓国に仏教が伝来したのは三国時代。
百済、新羅、高句麗にもたらされました。日本の仏教公伝は6世紀で、百済からもたらされました。
その後、統一新羅、後三国時代を経て、936年に半島を統一した高麗時代にも仏教は庇護され、天台宗と禅宗の一派である曹渓宗が主流になりました。
李氏朝鮮になると儒教を国教として仏教は弾圧を受けました。
全土に1万以上あった寺は242寺に限定され、第3代太宗の時代には88寺に、ハングルを作ったことで知られる世宗の治世には36寺を残して廃寺となりました。
朝鮮時代末期になると仏教への弾圧は弱まり、日韓併合以降、総督府は仏教の信仰を促し、日本に倣って妻帯する僧侶も現れました。
戦後、日本の影響を否定して韓国仏教の再構築がなされましたが、妻帯僧と非妻帯僧の間で争いが起こり、非妻帯僧の宗派である曹渓宗が主流で約8割を占めるようになり、妻帯僧は太古宗を創設、曹渓宗に次ぐ第二の宗派となっています。
曹渓宗の本山はソウル市鐘路区にある曹渓寺。1938年に太古寺として創建され、1954年に曹渓寺に改名されました。
太古宗の本山はソウル市西大門区にある奉元寺です。
新羅時代の889年に般若寺として創建。壬辰倭乱で焼失したあと、1748年に現在の地で建て直され、奉元寺に改名された寺院です。
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