広告代理店
- 2013/2/19
- 日本語・印刷
火曜日のテーマは広告全般です。
PLUXは広告代理店ですか?
という質問に、広告代理店みたいなものですという曖昧な回答をしています。
広告代理店の仕事は、大きく2つあります。
ひとつ目の仕事は、新聞・テレビ・ラジオ・雑誌など「媒体広告(メディア)」の取扱いです。
ふたつ目は、印刷・ビデオ・ホームページ・SP(Sales Promotion)などの「制作・企画」です。
広告代理店は、媒体広告(メディア)が主体で制作・企画も扱いますが、PLUXは制作・企画が主体です。
メディア広告も多少は扱っていますが、メインではなく、広告代理業務は全体から見ると少ないので、代理店という名称に違和感があって、「みたいなもの」という表現になってしまいます。
広告会社の仕事には、メディアと制作のほかに広告企画=PRもありますが、日本と韓国では広告代理店や広告制作会社が請け負うケースが一般的です。
新聞やテレビなどの広告料金は、どの広告代理店を通しても、広告料金は原則として変わりません。
一応、定価らしきものはありますが、掲載予定や過去の実績を参考に、「スポンサーごと」に割引率が決められます。
例外的に特定の代理店が、通常と異なる広告料金を提示がすることがありますが、多くの場合、メディアと当該広告代理店との共同企画です。
ある番組を広告代理店が企画し、スポンサーを一手に扱うケースや、新聞や雑誌で広告代理店が企画やページを一式で買い取るケースで、通常のスポンサー価格とは別に、広告代理店が価格を独自に設定することもあります。
広告「枠」の料金は、どの代理店でも基本的に同額ですが、テレビCMの映像ビデオ、ラジオCMの音声テープ、新聞や雑誌の原稿などの制作費は中身にもよりますが、代理店で異なってきます。
欧米では一業種一社、ある企業の広告を扱う広告会社は、スポンサー企業の競合社の広告を扱わないという原則があります。
たとえば、トヨタの広告を扱かう会社は、日産やホンダなど、他の自動車メーカーの広告を扱いません。
日本では、一業種一社の原則はなく、電通がトヨタとホンダの広告を扱うなど、同じ会社が競合社する複数の会社の広告を扱うことは珍しくありません。
韓国も日本と同様、一業種一社の原則はありませんが、財閥系企業はグループ内に広告代理店を抱えていて、その財閥グループの広告を一手に引き受けるのが一般的なので、財閥系のみ一業種一社といえるかもしれません。