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交通広告と車内アナウンス
- 2013/5/7
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地下鉄駅の構内に掲出する広告は、通勤や通学など、同じ人が同じ場所で、毎日のように目にするので、看板広告と同じように、特定地域の人に対して効果があります。
乙支路3街駅の2号線ホームには、エプソンのオフィス用プリンターの広告がありますが、デザイン事務所をはじめ、中小企業のオフィスが多い場所の駅ですので、相応の効果が見込めます。
また、鐘閣と新沙駅には、回転寿しのスシローがあり、最寄り出口に、とても目立つ大胆な広告を掲出しています。
車内広告も、同じ人が同じように目にしますが、乗る路線は同じでも、乗る車両は同じとは限らないので、毎日、同じように目にしてもらうには、多くの車両に掲示する必要があります。
同じ路線でも、乗る車両が異なると、新しい広告に出会うこともあり、見ていて飽きません。
バス広告には、車体に掲示する広告と、車内に掲示する広告があります。
日本では車体広告は、前面、乗車口、背面など、狭く限られたスペースが一般的ですが、ソウルでは、車体の側面を全部使った広告を目にします。
よく見ると、ステッカーを貼っています。
日本では車体全面を使った広告は全面塗装のケースが多々あり、広告期間が終わったあとに、塗装を塗り替える分、広告費が高くなります。
ステッカーは安く上がりますが、広告期間が終わって、ステッカーを剝がしたあと、次の広告主がいなければ、再塗装が必要となりますので、全面広告は少ないです。
車内広告は、広告のサイズと掲出期間、掲出台数で料金が決まります。
日本の電車は中吊りが一般的ですが、韓国の地下鉄や電車は、中吊りはなく、壁面広告のみです。
交通広告には、アナウンス広告もあります。
日本でも、特に地方都市では珍しくない広告ですが、ソウルで耳にすることはほとんどありません。
ソウルの地下鉄やバスは、駅やバス停の間隔が短い上に、相当のスピードで走ります。
駅間やバス停間の短い時間に、韓国語と英語、さらに主要駅や主要なバス停では、日本語と中国語のアナウンスもあります。
この短い時間に、アナウンス広告をいれるのは困難なのでしょう。