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ロゴの話
- 2012/12/31
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名刺や看板にはロゴマークを入れて作るのが普通です。
正式にはロゴタイプといって文字を図案化しものを指しますが、シンボルマークもロゴと呼んでいます。
シンボルマークであるイメージロゴや、社名を図案化したもの、また、気に入ったフォントをロゴ代わりに使う場合や直筆もあります。
イメージではApple Computerのかじった林檎が有名です。
Appleくらい有名になれば別ですが、図案化した社名とセットで使うことも多いです。
社名を図案化したロゴは、ソニーやパナソニックなどが有名です。
トヨタのTマークやレクサスのLマークのように頭文字を図案化したロゴもあります。
イメージのなかに社名を入れたロゴもあります。
JALの鶴丸や青い楕円のSAMSUNG、uniqloなどが有名です。
フォントをロゴ代わりに使用する場合は、斜体や字間などを調整して作成しますが、既製フォントは著作権が絡むので、正式なロゴにはなりません。
直筆のロゴでは「揮毫士(きごうし)」という職業があります。
揮毫とは、毛筆で文字や絵をかくことを言います。
書家や書道の先生が副業にしていることが有り、筆で書いた文字をベースにロゴを作成します。
かなり前のことですが、ある大学から校章をトレースしてほしいという依頼を受けたことがあります。オリジナルの校章が失われて複製を繰り返していたので、そのオリジナルを作り直したいという依頼ですが、この校章も一種のロゴです。
ロゴを作成するときには、基本となる色も指定します。
ロゴの色は、そのまま会社のイメージカラーにもなります。
色の基準には、カラー印刷用のCMYK、テレビやPCのディスプレイ用のRGB、WEBにもHTMLのカラーコードがあり、それぞれ指定します。
また、日本では、上記に加えてDICカラーも指定します。
DICカラーは、DIC(旧社名;大日本インキ製造)が出版しているカラーガイドで、印刷やグラフィックのほか、ファッションやインテリア業界でも使われています。
ロゴができるたら、黒インクで「清刷り」を印刷します。
ロゴを使用するときには、この「清刷り」をスキャンして使いますが、最近は印刷せずに、デジタルデータで管理することもあります。