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マーケティングチームと広告
- 2013/3/5
- マーケティング・広告
「マーケティング」と「広告」と「セールス」は、本来、別なもので、マーケティングとセールスは分けている会社が多いのですが、マーケティングと広告は混同している会社やスタッフが少なくないようです。
企業は売上を上げて利益を得るのが目的で、どのような商品やサービスを行うか、どのような販売戦略を取るかなど、マーケティング戦略は経営に関わってきますので、マーケティングに関する意思決定は、経営者の業務になります。
マーケティング部門は、経営陣が意思決定を行うために必要な情報を収集し、その情報を整理して経営陣に伝えるのが仕事です。
経営陣に対するマーケティング戦略の提案も、もちろん、大切な業務です。
経営陣が決定したマーケティング戦略の実行もマーケティング部門の仕事です。
広告部門(広告担当)と協議して広告戦略を練ったり、セールス部門(営業)と協議して販売戦略を練ったりします。
広告部門(広告担当)は、マーケティング部門と協議した内容をもとに広告を手配し、セールス部門(営業)は、マーケティング部門と協議した結果をもとに、具体的な販売に取り組みます。
マーケティングと広告を同じ部署、同じ人が担当するケースが多く、なかには、広告の手配だけを行っている人も少なくありません。
ところで、マーケティングと広告を同じ部署を担当するケースが多いので、広告会社がマーケティングの提案を行うケースも多々あります。
取引先が扱っている商品やサービスの市場を把握し、その市場に基づいて、マーケティング戦略と広告・PR戦略を提案します。
社内のマーケティングチームよりは、広告会社の方が消費者に近く、自由に動けるので、客観的な提案も可能なケースが多々あります。
以前、担当していたホームセンターの店の近くにライバル店ができて、取引先ホームセンターのスタッフにかわりに視察を行ったことがあります。
ライバル店は、当然ながら何度もその店の視察を行っていますので、面が割れていますし、そもそも、同業者同士は、なんとなく判ってしまうようです。
商品の納入業者のなかには、両方の店を担当している人もいますので視察に不向きです。
その点、広告会社のスタッフは、相手先とは面識もなく、客観的に見ることもできるので、視察=スパイにはうってつけなのです。