ニーズ商品
- 2013/2/16
- 韓国ビジネス
(1)顕在ニーズ商品・サービス
(2)潜在ニーズ商品・サービス
(3)ウォンツ商品・サービス
(1)の顕在ニーズは、購入者が、必要としている商品やサービスをはっきりと認識していて、何ら説明がなくても、消費者が自分で選んで購入します。
百貨店やマートの棚に並んでいる商品から消費者が選んで購入しますし、飲食店で表記しているメニューから、消費者が選んで注文します。
消耗品=大量消費材に適した販売方法で、品質と価格のバランスがポイントです。
(2)の潜在ニーズ商品は、購入者は必要であることは認識していますが、どれを買ったら良いか選択基準がわからない商品やサービスです。
百貨店など、コンサルティングをしながら販売している化粧品があります。
化粧品を買いたい人のなかには、どんな化粧品が良いか、ある程度判っている人も少なくありませんが、商品について、コンサルティングを加えることで、より理解が深まります。
また、自動車や保険も、この部類に入ります。
自動車は、購入者が欲しい車種をある程度、決めていますが、説明を加えることで、たとえば同じ車種でも、どのグレードが良いか、購入者が選びやすいように詳しく説明します。
最近の保険は、いろいろ細分化されていて、一般消費者には判りにくくなっています。
損害保険は1年更新なので、1年後に見直しができますが、生命保険は長期契約なので、一度、契約すると、当分、見直すことはありません。
コンサルティングが必要な商品です。
(3)のウォンツ商品は、元々ニーズがない商品で、販売するポイントはプレゼンテーションです。
なくても困らないが、購入するとメリットがある品で、どんなメリットがあるか訴求して販売します。
ウォンツ商品・サービスは、販売当初はニーズがありませんが、ある程度、普及してくると、潜在ニーズ品になり、顕在ニーズ品になる特性をもっています。
カーナビは、15年前にはニーズがなかった商品ですが、製造メーカーが増えたことで、潜在ニーズ商品になり、いまでは顕在ニーズ商品です。
スマートフォンも、Appleがはじめて販売した当時は、電話とメールだけで十分だったので、ウォンツ商品でしたが、Windows MobileやBlack Berry、Androidと選択肢が増えたことから、いまは潜在ニーズ品になっています。
遠くない将来、顕在ニーズ品になることでしょう。