ケーキ箱
- 2014/5/1
- 日本語・印刷
ケーキ箱とマカロン箱の製作に取り組んでいます。
プラスチック成形では金型を使いますが、紙製のパーケージは木型を使います。
さて、ソウルにある食材用の包装資材は、芳山市場が有名です。
ケーキには1号、2号などがありますが、ケーキ箱の形状は各サイズ1種類ずつのみ。
パティシエが新商品の創作に取り組もうと思っても、箱の形状に合わせるしかなく、使い途(=ケーキの形状)が限定されてしまいます。
また、既製の型を使ったケーキ箱は箱からケーキを上手く出し入れしないとケーキそのものに傷がつきやすい形状となっていることも判明し、パティシエと相談して、型から作ることとしました。
パッケージ製作では、まず形状を検討してサンプルを作りますが、形状サンプルができたら、あとは、普通の印刷と同じです。
デザイン制作>印刷>木型製作>製函という流れです。
オリジナルパッケージは、専用の木型をつくるので、既製の型を使う場合と比べると、時間がかかり初期費用も高くつきますが、
自由度がある上、工夫次第ではリピートを安くすることも可能です。
使い易さ、陳列のしやすさ、ひと目を惹くイメージ効果など、長い目で見るとオリジナルの方がコストパフォーマンスが高くなるわけです。
日本から輸入しているパッケージも参照しましたが、日本のパッケージは、保管や輸送に合わせて効率を考慮した形状が多く、使い手にとっては複雑怪奇なパッケージも多々あります。
形状が決まり、デザイン制作を進めています。