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オーダーメイド その2
- 2013/1/28
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販促品のなかには、オーダーメイド品もありますが、多くはレディメイド、既製品に名前やロゴを印刷します。
使用目的と数量、予算に応じて、商品を提案します。
ボールペンやUSBメモリ、傘、ティッシュなど既製品に名前を印刷しますので、写真や見本で選択できますし、価格も商品価格に印刷代を加えただけですので、定価や相場があります。
モノと値段で選ぶことができます。
広告と印刷はすべてがオーダーメイドです。
発注を受ける前にサンプルとして提示できるのは、
新聞・雑誌・印刷など紙媒体であれば、仕上がりサイズと紙質見本です。
テレビCMなど、映像や音声は時間(秒数)だけです。
どのように仕上がるかは、
発注者であるスポンサー企業等の担当者と広告会社の担当者が打ち合わせたあと、
広告会社担当者とディレクターの打ち合わせ、ディレクターとデザイナーやライターとの打ち合わせを経て、おおまかな案を提示します。
この案で、大体のイメージを掴むことができますが、まだ、完璧ではありません。
広告には、サンプルもなく、定価もありません。
無い状態から作り上げていきますので、商品開発にも似ているかもしれません。
商品開発と異なる点は、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌の4大媒体や商業印刷物、看板、インターネットやスマートフォンアプリなど、異なる広範囲に及ぶモノを、決められた時間内に同時進行で作り上げていきます。
書籍のように数ヶ月かけて作るものもありますが、商業広告物は数日から数週間で作ります。
同じものは2つとなく、定期刊行物やシリーズ広告などを除くと、似たモノもありません。
企業や商品のイメージ、訴求対象によって、デザインなど作り方が異なってきます。
書籍は内容自体が著作物なので、似たような体裁の本はありますが、商業広告物は、デザインや写真、コピーに至るまで、ひとつひとつが著作物になるので、似たモノを作ることはできないのです。
無い状態から作り上げる。
同じモノがない。
異なるモノを同時進行で行う。
この広告会社の特性は、慣れないうちは大変ですが、一度、慣れてしまうと、毎日が新鮮です。