集団的自衛権考察 from 韓国(前編)
- 2015/9/12
- 韓国生活と文化
終戦70年、日韓国交回復50年の節目にあたる今年、日本で大きく取り上げられている話題に集団的自衛権があります。
韓国にいる日本人のなかにも反対者がいるようですが。。
韓国は休戦中で、いつ戦争が起こっても不思議ではない状況です。
私がソウルに来てから2回、2010年と12014年に北朝鮮との国境で銃撃戦がありました。
また2010年の韓国哨戒艇天安の沈没も北朝鮮製の魚雷と接触した可能性が指摘されています。
DMZや韓国国歌情報院に行くと、軍事衝突がナンセンスでないことがよくわかります。
2014年の銃撃戦の際、日本大使館から「日本政府として在韓邦人は何としても守る」というメッセージをいただきましたが、どうやって?
という疑問に明確な答えはありませんでした。
韓国で在留届を提出している邦人は3万6千人。
留学生などの短期滞在者や旅行者を合わせると、常時5〜6万人がいるといいます。
火曜日に書いた通り、いざというときに自力で脱出できるのはせいぜい5000人前後。
日系航空会社は1000人前後で、フェリーも1日2000人前後が限界です。
日系航空会社は1日限りで、釜山発のフェリーは2〜3日可能だとしても、3日で運べる人数は2000x3日で6000人が限度です。
・・・つづく