販促品・記念品と日本語表記

販促品で、ロゴのみを印刷する場合は日本語表記の問題は生じません。
ロゴの指定色の問題が生じます。

前回、書きましたが日系企業の多くは、DICカラーという日本で標準のカラーでロゴの色を指定していますが、このDICカラーは日本以外では通用しませんので、韓国で通用するカラーに置き換える必要があります。

ロゴではなく、漢字社名などを印字する場合、フォントが化ける場合があります。
韓国語の漢字は、日本の漢字と異なる字も多く、また、韓国語版のアプリケーションソフトを使うと、フォントが化けてしまうことが多々あります。
最も身近な韓国語版のWordでも、日本語フォントが化けるた経験を持つ人は少なくないでしょう。

トロフィーや賞牌などの記念品に、日本語で記載する場合は、要注意です。

表彰状や感謝状などの記載には、一般の記載とはルールが異なります。
一般の文章を記載する際の禁則である一字下げや句読点、改行などのルールは、表彰状や感謝状には摘要されません。

表彰状や感謝状は、渡す相手に対して敬意を表するものであり、表彰する側が、表彰される人に対して読み方をし示す句読点など、表彰する相手に対して失礼にあたるという考え方から、「一字下げはしない」「句読点は打たない」「改行は末文のみ」など、独自のルールがあります。
ほかにも相手方は前半に記載し、表彰する側は後半に記載するとか、数字の記載方法とか、細かいルールがあります。

このルールは日本人でも学ぶ機会は少なく、日本語学習者が学ぶ機会は、皆無といっていいでしょう。

さほど機会は多くありませんが、間違った表記は許されないものだけに、細心の注意を払う必要があります。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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