日本語印刷物

韓国にかぎりませんが、海外では間違っている日本語をよく目にします。

多いのは、「ツ」「ッ」「シ」の間違い、「ソ」と「ン」の間違い、長音「ー」の間違いです。
「ツ」「ッ」「シ」の間違いは、看板はもとより、印刷物でもよくありますが、大抵、理解はできます。
「ン」と「ソ」の違いは、理解できることが多いのですが、わかりづらいこともあります。
「ナウオソ」という看板があり、どうしてもわかりませんでしたが、韓国語表記をみて、やっと「十ウォン」のことだと理解しました。
「ハッチョコ」という表記も、理解するまで相当かかりました。

「ツ」と「シ」、「ン」と「ソ」は、日本に住んだことがある人だと間違えることはあまりないようですが、韓国人にかぎらず、日本語ネイティブでない人にとっては、長音「ー」は難しいようで、間違えている表記が多々あります。

また、韓国語は、文節と文節の間にスペースがありますが、日本語はスペースがなく、読点や漢字、カタカナなどで文節を判断します。

この読点にはルールがあります。
日本人が書いた文書でも、読点の使い方が曖昧な文章は珍しくなく、校正者の判断で、読点を加減することが一般的に行われています。
日本人によるネイティブチェックを経た文書でも、このルールを正しく理解していない人が行ったと思われる文書もあります。

フォントの指定によっては、句点「。」が上に行ったり、読点「、」がコンマ「,」になったり、長音「ー」が半角「—」になってしまうことがあります。

句読点などと違い、専門的な教育を受けていなくても、日本語ネイティブや日本で日本語を使って仕事をしたことがある人にとって、間違っていることは瞭然なのですが、誤ったまま印刷されている文書をよくみます。

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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