マーケット分類
- 2013/2/14
- 韓国ビジネス
まずは、ニッチ(隙間)マーケット。
小さい市場です。
大きく伸びる可能性を秘めていますが、一方、伸びることなく消滅してしまう可能性もあります。
なかなか大きくなれない場合、マーケット自体に需要がないケースもあれば、タイミングが合わないケースもあります。
マツダが、ロードスターを販売した頃、小型の2人乗りオープンカーは存在しませんでした。
当初、大きな販売は期待しなかったのですが、蓋を開けてみたら、想像以上にニーズがあり、いまではロングセラーとなっています。
日本で成長過程にあった牛丼チェーンが韓国に進出したことがありますが、早々の撤退を余儀なくされました。
牛丼は、日本ではファストフードですが、韓国では立派な食事です。はじめから食事としてメニューを用意すれば、新たなマーケットを生み出せた可能性もあります。
最近はファストフードに近い丼もあるので、いまのタイミングなら、成功できるかもしれません。
ニッチマーケットは、ビジネスとして成り立つ大きさになるまで努力するか、それとも、撤退するのか見極めが肝心です。
2つ目は成長期にある市場です。
ニッチでスタートした商品やサービスが、ある程度の規模になってくると、市場参入が増えてきます。
大手の参入で、値崩れが起こることもあります。この市場は、資本が鍵になってきます。
3つ目は成熟した市場です。
この市場は、参入は容易ですが、競争も多く、差別化が重要な鍵になってきます。
テレビや白物家電は成熟した市場で、技術もある程度、確立されています。
最後、4つめはピークを過ぎて縮小期にある市場です。
縮小期といっても、依然としてニーズがある商品もあります。
差別化や技術革新によって、ある程度の市場を維持するか、撤退するか、判断が求められます。
多くの商品やサービスが、ニッチから成長、成熟、減衰の過程をたどります。
いま、扱っている商品やサービスが、どの段階にあるかを把握し、段階に合わせた商品・サービスの投入や、販売戦略を考えることが大切です。