
看板広告と交通広告
ひとくちに広告といっても、いろいろあります。真っ先に思い浮かべるのは、新聞やテレビでしょう。ひと昔前にはラジオ広告も多かったのですが、最近はあまり聴くことはなくなりました。いろいろな広告のなかでも看板広告は地味ですが、効果があります。広告を考える上では、商品やサービスの特性とマーケット特性を参照すことが大切です。商品特性は、大量消費材と耐久消費材に分かれます。マーケット、すなわちターゲット特性は、不特定多数、不特定少数、特定多数、特定少数に分類でき、主なターゲットエリアは広範囲、限られた範囲、限られた場所に分類できます。このなかで、限られた範囲にいる人々を対象にする広告として、看板広告は効果が大きいです。例えば飲食店は、離れたところから来る人もいますが、リピート頻度の高い人々は、店の近隣にいます。人々の行動範囲は、大方、定まっていますので、店の近くに看板を出して、そこに店があることを伝えます。飲食店は、味と値段のバランスが重要で、気に入ってもらうことができれば、リピーターとなってもらうことができますが、まずは、初回の利用を得る方法として看板は有効なのです。ソウルでは、2月から一定以上の規模の飲食店と美容室は、店外に主なメニューや値段を表示することが義務付けられましたので、当然、多くの店では看板を掲出しています。その店の前まで行くと、どんなメニューを置いているのか判りますが、店の近く看板を設置すると、導線から外れた人々を誘導することができます。地下鉄のホームや車内、バスの車体や車内など、いわゆる交通広告も看板と同じで、限られた地域がターゲットになります。ショールームなど、近くを通る地下鉄やバスに広告を出して伝える方法が効果的でしょう。日系企業の場合、ショールームは市内に一カ所という会社が少なくありません。テレビCMや新聞広告も悪くはありませんが、わざわざ遠くからショールームに足を運ぶのは、余程の高額商品かB…

日本ブランド;NIKON
韓国のデジタルコンパクトカメラのシェ…

ソウルの日本人
駐在員のなかで、単身者は職場の近くに住んでいる人も少なくありませんが、家族帯同者は東部二村洞や麻浦で暮らしている人が多いようです。東部二村洞というのは通称で、二村1洞を東部二村洞、二村2洞を西部二村洞と呼んでいます。ソウル市では、住所表示を地番から道路名に変更しており、公的機関では道路名を使っていますが、民間レベルでは、地番と道路名が混在しています。東部二村洞はリトルトーキョーと呼ばれていた時期もあるくらい、多くの日本人が暮らしています。ピーク時にはソウル在住日本人の4分の1以上が東部二村洞に住んでいて、いまでも500世帯以上、1000人を超える日本人が住んでいます。東部二村洞に隣接して国立中央博物館があり、南側の漢江公園は自転車道が整備されていて、散歩コースとしても人気です。東部二村洞からは、ソウル日本人学校のスクールバスが出ています。日本人学校への通学は、スクールバスが一番便利なので、小中学生の子どもがいる駐在員の多くが、東部二村洞に暮らしています。東部二村洞には日本人クラスを設置している幼稚園もあります。日本語ができる医療機関や銀行もあり、日本語メニューをおいてある店も多いので、韓国語ができなくても、生活に不自由しません。日本人にとって、いいことづくしのようですが、ソウル市民にとって、この東部二村洞は高級住宅地で家賃も物価も他の地域に比べると割高です。会社が家賃を全額負担してくれるケースでないと住みづらい一面もあります。麻浦の中心部、孔徳交差点や麻浦駅周辺は、ソウル市庁エリアからの利便性が良く、市庁周辺に会社がある人には便利な地域です。また、孔徳にはEマートとロッテマートの2つの大型スーパーがあります。孔徳駅から空港鉄道に乗ると、金浦空港も仁川空港も乗換なしで行くことができます。日本人学校は麻浦区内にありますが、麻浦の中心から通学する便はありません。単身者は、江南など通勤に便利な場所に住んでいる人も少なくありません。東部二村洞に隣接する三角地に住む人も増えています。留学生は、新村や建大など、留学先の近くで住居を探しますが、ソウルで就職した後も、そのまま留学生時代に住んでいたエリアの近くに住み続ける人も多いようです。駐在員を経験した後で、韓国で転職した人などは、それぞれ気に入りの場所があって、住んでいる場所は様々です。…

従業員の採用と報連相
商談だけではなく、社員採用でも即決が求められます。面接をして、一週間後に採用通知を出したときには、もう他社に勤務しているということは珍しくありません。新規に進出する企業だと、面接から採否の決定まで、数週間を要するケースも少なくありませんが、韓国企業の多くは、面接時か翌日には採否の結論を出します。某韓国企業の面接シートの勤務開始可能日の欄は、翌日か翌日以外の2択でした。採否を決定した数週間後には、その人材はもう他で働いているのです。韓国の法律では、試用期間は最大3ヶ月ですので、良いと思ったら1〜3日以内に採用通知をして、ダメなら3ヶ月以内に辞めてもらうという選択肢もあります。なんとなく非情なようにも感じますが、問題になりません。報連相を嫌がる傾向があり、営業マンなど、契約が取れた、あるいは、取れそうなど、都合の良い話しかしません。営業という仕事は、外れが多いものですが、良い話しかしない傾向があります。失敗は成功のもとといいますが、失敗は隠したがる傾向があり、追求しても、なかなか答えないので、あまり突っ込まずに、自然に報連相ができる環境を作ることが大切です。日報を書かせても、報連相にはつながりません。自然に報連相ができる週報を作成し、報告の場も設けたこともありましたが、マイナスの報告については、隠したがる傾向があります。日本では、経過を重視します。どのような経過を辿って、その結果に結びついたかを重要視します。成功であれ、失敗であれ、その結果をもたらした原因を追求します。とくに失敗のときには、同じ失敗を繰り返さないために、なぜ、失敗したのかを明らかにします。韓国では、経過は考慮せず、結果のみを重視するのが一般的です。大学や大企業などの研究部門でも、成功のない研究は評価されません。失敗は成功のもとではなく、失敗なしの成功を評価する傾向があります。失敗のなしの成功などあり得ないのですが、通常の業務でも失敗は隠すことになり、失敗の原因が明らかになりことはありません。あまり報連相を強要すると、それだけで辞めて行ってしまう若者もいます。問題が大きくなる前に、いかに報連相を受けるか、いかに早くマイナス情報を得るか、とても大切です。…

スマートフォンアプリケーション
iPhoneを使いはじめてから間もなく4年になります。重宝しているアプリケーションは、カレンダーです。使い勝手が良い手帳を求めて、いろいろな手帳を使いましたが、最も使いやすいのは、いまでもPCのソフトウェアです。手帳には、いつ誰と会って、どういう話しをしたかを記録し、いつ誰とどういう用件で会うかを記入します。そして、その内容を簡単に見るのは、スケジュール管理ソフトウェアが一番ですので、PCにスケジュール管理ソフトウェアをインストールして活用していますが、外出先では見ることがきません。PCに入力したデータを簡単に持ち出すことができるのが、スマートフォンを使いはじめた理由で、いまでもPCと同期しているカレンダーアプリは重宝しています。ほかに、iPhoneでよく使うアプリケーション、JIHACHULがあります。ソウル、釜山、大邱、大田、光州の地下鉄路線図で、駅間の最短移動ルートと移動時間、それと駅時刻表が検索できます。Wi-FiやLTEなど、インターネット環境では、駅周辺の出口のマップも表示できます。言語は、韓国語、英語、日本語のなかから選択します。バス路線では、Seoul…

USBメモリ
USBメモリは販促品の定番になっています。小さいサイズのUSBメモリに社名やブランド名を印刷しただけのUSBが一般的ですが、せっかくプレゼントするのですから、利用者に役立つ情報をいれたメモリを渡してはどうかと良いと思います。もちろん、自社商品のPRでも構いません。機械工具や家電であれば、商品の特徴や使い方、使用例などのデータが入ったUSBをプレゼントします。取扱い説明書もあると良いでしょう。カメラであれば、写真の撮り方を紹介する写真やビデオも良いでしょうし、ファッションであれば、おしゃれな着こなし術のサンプル写真や解説などのデータも良いでしょう。食品であれば、食材カタログに加えて、レシピもあるともらった人は重宝します。販促品としてプレゼントするUSBメモリは、容量が2GBか4GBが一般的です。データは、どれほど多くても数MBから、数十MBですから、容量をほとんど使いません。もらった人はUSBメモリとしての機能を十分に活用できる上に、さまざまな情報を得ることができますし、プレゼントする側も、社名やロゴだけではなく、商品やサービスの紹介など、情報発信ができる有効なツールになります。かつて、CD-ROMに会社紹介をして渡す企業等を目にしましたが、CD–ROMは、PCで情報を見たときに必要なければ、2度と目にすることはないでしょう。USBは、仕事やプライベートのデータの書き込みができるので、使い続けてもらうことができますし、時間があるときに情報を開いてくれます。メモリそのものは、5〜6,000W台から選ぶことができますので、さほど高いツールではありません。データも、新たにつくるとなると、それなりの経費がかかりますが、ホームページに掲載してある情報等を整理して編集すれば、さほど経費はかかりません。受領者にとって、有益な内容が含まれるUSBメモリは、有益な販促品になります。…

刷り出し
刷り出しに立ち会ってきました。
オフ…

マーケティングチームと広告
「マーケティング」という名の部署が広告を担当している企業を多く目にします。「マーケティング」と「広告」と「セールス」は、本来、別なもので、マーケティングとセールスは分けている会社が多いのですが、マーケティングと広告は混同している会社やスタッフが少なくないようです。企業は売上を上げて利益を得るのが目的で、どのような商品やサービスを行うか、どのような販売戦略を取るかなど、マーケティング戦略は経営に関わってきますので、マーケティングに関する意思決定は、経営者の業務になります。マーケティング部門は、経営陣が意思決定を行うために必要な情報を収集し、その情報を整理して経営陣に伝えるのが仕事です。経営陣に対するマーケティング戦略の提案も、もちろん、大切な業務です。経営陣が決定したマーケティング戦略の実行もマーケティング部門の仕事です。広告部門(広告担当)と協議して広告戦略を練ったり、セールス部門(営業)と協議して販売戦略を練ったりします。広告部門(広告担当)は、マーケティング部門と協議した内容をもとに広告を手配し、セールス部門(営業)は、マーケティング部門と協議した結果をもとに、具体的な販売に取り組みます。マーケティングと広告を同じ部署、同じ人が担当するケースが多く、なかには、広告の手配だけを行っている人も少なくありません。ところで、マーケティングと広告を同じ部署を担当するケースが多いので、広告会社がマーケティングの提案を行うケースも多々あります。取引先が扱っている商品やサービスの市場を把握し、その市場に基づいて、マーケティング戦略と広告・PR戦略を提案します。社内のマーケティングチームよりは、広告会社の方が消費者に近く、自由に動けるので、客観的な提案も可能なケースが多々あります。以前、担当していたホームセンターの店の近くにライバル店ができて、取引先ホームセンターのスタッフにかわりに視察を行ったことがあります。ライバル店は、当然ながら何度もその店の視察を行っていますので、面が割れていますし、そもそも、同業者同士は、なんとなく判ってしまうようです。商品の納入業者のなかには、両方の店を担当している人もいますので視察に不向きです。その点、広告会社のスタッフは、相手先とは面識もなく、客観的に見ることもできるので、視察=スパイにはうってつけなのです。…

日本ブランド;味の素
日本でカップスープというと、真っ先に「味の素」のクノールスープを思い浮かべる人も少なくないと思います。クノールスープは、日本では「味の素」の子会社の「クノール食品」が生産しています。韓国のEマートやロッテマート、ホームプラスなどに行くと、クノールスープとよく似たカップスープを売っています。「VONO」というスープで、日本にはないブランドなので、はじめて見た人のなかには、クノールスープを真似てつくったものと思う人もいるようですが、クノールスープと同じ「味の素」のアジア向けブランドです。「味の素」というと、うまみ調味料のほか、アジシオ、ほんだし、Cook…

電話とインターネット
韓国の携帯電話事業者は3社ありますが、外国人が契約可能なのは、KTとSKテレコムです。SAMSUNGやLGなど韓国ブランドの携帯電話機で設定可能な言語は韓国語か英語で、標準で日本語入力に対応している機種はありません。平仮名は記号入力で、表示もできますが、漢字は文字化けがよくあります。Sony…

即決と肩書き
韓国企業との商談では、即決を求められる場面に多く出会います。日系企業の駐在員は、日本での職位に関わらず、現地子会社に理事として赴任する人が多くなります。商談相手は最終的な決済権を持った人であることが多くなり、理事の肩書きをもつ駐在員に対しても決済権者であることを期待します。即決できない場合も、「日本に相談する」という言葉は厳禁です。肩書きが代表理事でなくても、上司に相談するという言葉も避けたいものです。日系の現地法人の理事が韓国企業との折衝で、日本本社に問い合わせると回答した途端に、商談が打ち切りになった例もあるとききます。ところで、韓国企業との商談では、よくわからない肩書きに出会うことが多々あります。韓国人の多くは肩書きを重視する傾向が強いです。たとえば、韓国人の従業員に、給与と肩書とどちらか選ばせると、肩書きを要望する人が少なくありません。ある韓国企業の面接シートには、本人の希望欄に「給与」欄と並んで、「肩書」という欄がありました。主な肩書きをみてみます。会長は会社のオーナーです。会社の規模にかかわらず、会長は絶対的な権限をもっています。代表理事社長は、基本的には会社の総責任者ですが、会長が出勤する会社では、会長が実質的な経営者で、社長は表見代理に過ぎないこともあります。理事には、副社長、専務、常務、平理事がいて、このあたりは、日本企業の取締役と同じようなものと判断して差し支えありません。但し、なかには非登記の理事もいます。対外的には理事を名乗っていますが、社内の職掌は理事でありません。取引先や友人に対する見栄で要求するケースがあり、理事の肩書きを与えていますが、法律上は従業員です。名刺を見ただけではわかりませんが、大きな取引では注意が必要です。部長や課長は、そのまま部長、あるいは、課長として判断して差し支えありません。チーム長というのは、よくわからない肩書きで、課長より上のチーム長もいれば、課長より下のチーム長がいますし、部下がいないチーム長もいます。室長もチーム長と同様、わかりづらい肩書きで、部長より上だったり、課長より下だったりします。…

インターネットとモバイル
パソコンとパソコンを繋いでデータ通信を行うという考え方は、1960年頃からあったそうですが、世界中を繋ぐインターネットの実現に向けて動き出したのはTCP/IPが標準化された1982年です。1990年に商業利用が開始されましたが、普及しはじめたのは1995年からです。Netscape…