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写真の撮り方;シャッタースピード優先と絞り優先
- 2013/9/6
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シャッタースピード優先
動く被写体を撮るとき、シャッタースピードが遅いと被写体がブレてしまいます。
また、シャッタースピードが遅いと手ブレも起こりやすくなります。
このような時にシャッタースピード優先機能を使います。
シャッタースピード優先機能は、シャッタースピードを手動で設定し、絞り値はカメラに任せる機能です。
また、ストロボはシャッター幕が開いてから発光し、ストロボの発光を終えてからシャッター幕が閉じます。
シャッタースピードが速すぎると、ストロボの発光が完了する前にシャッター幕が閉じてしまいます。
このシャッター幕とストロボ発光のタイミングがストロボ同調速度で、カメラがどのシャッタースピードで同調するかカタログに記載しています。
カメラに内蔵しているストロボを使って、カメラおまかせの露出で撮ると自動で設定されますが、外部ストロボやマニュアル撮影では注意します。
絞り優先機能
手前から遠くまでピントが合っている風景写真や、人物や花などテーマとなる被写体だけピントが合っていて、周辺はボケている写真が有ります。
カメラのレンズは、絞り値を小さい値に合わせると、周りのピントがボケ、大きい値に合わせると遠くまでピントが合う特性を持っています。
このピントが合う範囲を被写界深度といい、イメージ通りの被写界深度で撮るときに絞り優先機能を使います。
絞り値=被写界深度=を手動で合わせ、シャッタースピードはカメラに任せます。
ISO感度とホワイトバランス
写真を撮る前に、まず、ISO感度とホワイトバランスを調整します。
ISO感度はフィルムのISO感度と同じです。ISOの前には「ASA感度」と呼んでいました。
100から400、800と感度を高くしていくと、僅かな光でも光を多く取り込むことができます。
感度が高いとシャッタースピードを速くしたり、絞り値を大きく=写る面積を広く=したりして撮ることができますが、画質は落ちます。
できるだけ100〜400の範囲で撮るようにしましょう。
ホワイトバランスは色温度を設定する機能です。
同じ色でも太陽光と蛍光灯、白熱灯など、光源によって色が違って見える経験をした人もいると思います。
そこで、CCDやCMOSを使う撮影では、撮影前に「白」を基準色として色温度を設定します。
ほとんどのカメラは、ISO感度もホワイトバランスもオート設定とマニュアル設定を選ぶことができるようになっています。