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広告はだれのもの?
- 2012/11/27
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20代で印刷会社に入り、30代で広告会社へ転職。40代で独立してからも広告に携わってきました。
長年、広告に携わっている間には、「広告は誰ものか」という視点を、つい、見失いかけてしまいそうになることもないとはいえません。
長年、広告に携わっている間には、「広告は誰ものか」という視点を、つい、見失いかけてしまいそうになることもないとはいえません。
広告は発注者である企業やお店、広告を請け負う広告会社やCMを掲出する媒体、そして、広告を目にする消費者の3者から成り立っています。
広告会社や媒体は、広告が出来上がった時点で、仕事が終わります。
発注者である企業やお店は、広告の対象になったセールやキャンペーンを終えると完了します。
広告を見て、セールやキャンペーンで商品を購入した消費者は、その商品を長く使い続けます。
「広告は消費者のもの」であるべきなのです。
もちろん、広告会社と企業やお店の関係は続きますし、企業やお店と消費者の関係も続きます。
でも、広告によって商品やサービスを知った消費者は、その買った商品を長く使い続け、そのサービスと長く付き合いたいと願うことから、企業やお店と消費者の関係が生まれます。
企業やお店と広告会社の付き合いも、広告で消費者満足が提供できるから続くのです。
消費者にとって、「有意義な情報を正しく伝える」ことが広告の使命なのです。
とはいえ、残念ながら、広告会社のなかには、消費者よりも発注者である企業やお店を向いて仕事をしている人も少なくないのが実情です。
記録に残っている世界最古の広告は紀元前600年。
広告は昔も今も欠かすことができないもののひとつです。
広告会社は「消費者のための広告か」を意識しなければなりません。
発注する企業や店も「消費者のための広告」を意識するべきと考えます。
さて、ここで問題です。世界最古の広告は何の広告だったと思いますか?