南漢山城

南漢山城は前から行ってみたいと思っていた場所のひとつ。やっと機会が訪れました。

京畿道広州市、河南市、城南市にまたがる「南漢山城」は高句麗時代に造られた山城で、朝鮮時代初めに本格的な築造がされたと言われています。
石垣で築かれた南漢山城の周囲は約12キロ。
今でも東門、南門と西将台、顕節祠、演武館、長慶寺、池水堂、迎月亭、枕戈亭、高台などが残っています。
そのうちの4大門と守護将台、西門中間の一部がきれいな状態で保存され、今年、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
訪れたのは、ちょうど紅葉のはじまる時期で、南漢山城文化祭も開催されていて、多くのハイカーで賑わっていました。
重装備までは必要ありませんが、歩きやすい靴が必須です。

さて、まず漢南楼を横目に城壁に沿って守護将台に向かいます。
守護将台を一通り見学したあと、ふたたび城壁に沿って城門へ。

将兵が守る漢南楼
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守護将台
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城壁;多くのハイカーで賑わっています。
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北門
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いままで韓国各地の城壁を見て回りましたが、城壁も門も基本的には同じ造りです。
朝鮮時代の城壁や城門は、朝鮮時代の王陵墓と同じく、一箇所見れば、あとは大同小異といった感じですね。

昼食はヌルンジペクスというおこげと鶏の水炊き。
鶏肉、あわび、なつめ、かぼちゃ、栗、銀杏等が入っていて、見た目はともかく、味はまずまずです。
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昼食後は行宮で、文化祭の見物です。
行宮とは、簡単にいうと王が地方を回るときの仮宮で、万一、首都が戦火に包まれたときには王の待避所となり、実際、この行宮に逃れてここから指揮をしたこともあるとか。
その行宮では、大道芸や舞台劇などが行われていました。

伝統芸;綱渡り
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伝統的な結婚式も行われています。
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官吏と女官が見守るなか、王と王妃が雑談
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武器を携えた将が侵入
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南漢山城を出た後、ソウルに戻ってソウル劇場で行われているペインターズHEROの見物。
パフォーマンスの間に次々と作品が出来上がっていくコメディタッチの舞台劇です。
ジョークの質とか、パフォーマンスのネタとか考えはじめると今ひとつの感もありますが、深く考えずに見る分には充分に楽しめる公演です。

公演中は撮影禁止ですが、公演終了後にPhoto Timeが用意されています。
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kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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