韓国のトイレ事情 ── 紙は流せる? 案内表示とウォシュレット
韓国のトイレには、日本と違う独特の事情がある。便器の横にゴミ箱が置かれている理由から、驚くほど親切な地下鉄駅の案内表示まで、知っておくと戸惑わずに済むポイントをまとめた。
便器の横のゴミ箱 ── 紙を流せないトイレ
韓国では、便器の横にゴミ箱を置いているトイレをよく見かける。これは古い建物などで配管の流水力が弱く、トイレットペーパーを流せないためだ。
おおむね2000年前後以降に建てられた建物やリフォーム済みの建物なら、問題なく流せる。ただし流せるトイレでも習慣で便器の脇に捨てる人がおり、「紙は便器に流してください」と促す案内表示が貼られていることもある。
なお、日系不動産会社が駐在員に紹介するアパートやオフィステルであれば、トイレットペーパーを流しても問題ないことがほとんどだ。

公共トイレは清潔
ソウルの地下鉄駅をはじめとする公共トイレは、清掃が行き届いているところが多い。利用者のマナーが良いとは言いがたい場面もあるが、清掃の頻度が高く、比較的きれいに保たれている。公共施設が少ない地域では、通行人にトイレを開放している建物もある。
驚くほど親切な案内表示
地下鉄駅構内のトイレ案内は非常に丁寧だ。どの方向に何メートル先にあるかを、絵と数字で詳しく表示している。韓国語が読めなくても迷うことはまずない。ソウル駅では、トイレの入口前に「ほかのトイレの位置」を案内する表示まである。

5号線・6号線・空港鉄道・京義中央線の4路線が乗り入れる麻浦駅などは、案内表示の密度がとりわけ高い。距離表示が「7m」「136m」のように半端な数字なのがユニークで、どこを基準にしているのか、少し不思議でもある。



ウォシュレット(温水洗浄便座)
ホテルや百貨店には温水洗浄便座が備わったトイレもある。家庭向けには購入だけでなくリースが普及しており、テレビショッピングや家電量販店で申し込める。月額はメンテナンス費込みで9,900ウォン程度からが目安で、在住期間が2〜3年と見込まれる駐在員にはリースが向いている。
よくある質問
Q. トイレットペーパーは流していい?
A. 2000年前後以降の建物なら基本的に流せる。便器の横にゴミ箱がある場合は流せない可能性が高いので、案内表示を確認したい。
Q. 公共トイレは清潔?
A. ソウルの地下鉄駅など、清掃頻度が高く比較的きれいに保たれているところが多い。
Q. ウォシュレットは使える?
A. ホテルや百貨店では設置されている。自宅用は月9,900ウォン程度からのリースが普及している。


