靴磨きとエステ
- 2013/5/2
- 韓国生活と文化
そのせいか、ピカピカの靴を履いている人をよくみかけます。
ところで、靴磨きセットなど、靴を磨く販促品をみたことがありません。
販促品にないということは、需要が少ないことを意味します。
靴をピカピカに磨くのが好きなのに、靴磨きセットなど、自分で靴を磨く道具の需要がないということは、靴は磨いてもらうものというイメージなのでしょうか。
自宅でできるエステ用の家電は、日本では需要が大きいのですが、韓国ではほとんど売れないそうです。
エステも自分でやらずに、店に行ってやってもらうものというイメージが大きいようです。
話しは飛びますが、韓国ではコーヒーも茶もインスタントが主流で、ドリップコーヒーや茶葉の需要は小さく、味よりも簡便性を好む国民性ではないかという人もいます。
ドリップコーヒーも茶葉も、ただ湯を注げば良いというものではなく、美味しくいれるには、コツがあり、それなりの手間もかかります。
その美味しくいれる手間を惜しんでいるのではなく、そのいれ方が判らないから、簡便な方を好む人も少なくないかもしれません。
以前、化粧品メーカーの人と、韓国にはメンズファッション雑誌がないという話しをしたことがあります。
日本の男性は、学生時代にメンズファッション誌などで、ネクタイの結び方やヘアケア、フェイスケア、さらには、靴の手入れを学びます。
韓国には、このようなファッション誌がないので、ネクタイの結び方も、ヘアケアも、よく判らないのではないかという話しです。
靴の手入れの仕方がわからなければ、靴磨きセットを贈っても、もらった人は、どう使ったら良いか判らないのかもしれません。
日本では、本格的なセットから、出先で簡単に手入れが出来るスポンジのようなものまで、さまざまな靴の手入れ用品があります。
出先で簡単に使える靴磨きセットは、とても重宝する品ですので、あっても良さそうなものですが。