旧正月と連休
- 2013/2/9
- 韓国生活と文化
日本では年末年始は短い会社で4日、長い会社だと1週間以上休みます。
金融機関は12月31日から3日まで休みますし、製造業は、長めの休みを取る傾向がありますし、広告関連の会社も長めです。
日本では振替休日やハッピーマンデーなど3連休が多く、正月やGWなどを除くと、旅行者は、ある程度分散されます。
韓国では正月休みは元日の一日だけ。
旧正月は旧暦の大晦日、元旦、2日の3日間が公休日です。
今年はカレンダーの関係で、旧暦の正月休みは土日月の3日間で、振替休日はありません。
旧暦の元旦に休む商店が多く、百貨店も休みです。
韓国では、旧暦の元旦に家族が集い先祖に祭礼を行いますので、旧正月に帰省する人が少なくありません。
韓国は連休が少なく、旧正月など数少ない連休は帰省者に加えて、正月の連休に合わせて、旅行をする人も増えていて、旅行者する人も多くなるので、飛行機や鉄道などの交通機関は、早い時期から満席となりますし、ホテルも軒並み満室のようです。
韓国は公休日としての連休は少ないのですが、有給休暇はしっかり取ります。
フルタイムで就職し、勤続1ヶ月につき1日、1年を経過した人は15日以上、有給休暇を与える義務があり、勤続2年ごとに1日ずつ追加され、最大25日与えることが、雇用者に義務付けられています。
有給休暇が消化できないときは、雇用者が休日を買い取るのが原則です。
一定の要件を満たすと繰り越しも可能ですが、繰り越された有給休暇が、退職時点で残っていると買い取ることになるので、いつかは買い取ることになります。
したがって、企業も有給休暇の取得は積極的に認める傾向があります。
冬場は少ないのですが、夏になると1週間程度の「夏休み」を取る人も少なくありません。
さて、在韓日本人のなかには、短い新正月は韓国で過ごして、長い旧正月に一時帰国する人も多いのですが、今年の旧正月休みは3日間だけなので、韓国で過ごす人も多そうです。
百貨店や商店は休むところが多いのですが、南山の韓屋村や龍仁の民俗村など、伝統的な正月イベントを実施しますので、この機会に訪ねてみるはいかがでしょうか。