日本語表記 禁則

日本語表記にはルールがあります。
これらのルールを把握している人は、
(1) 日本語教育関係者
(2) 編集者、校正者、コピーライター
(3) 企業等の総務 など

まずは「禁則」と呼ばれるルールを紹介します。

一字下げ
段落のはじめは一字下げるルールです。
書籍や新聞などでは原則的なルールですが、商業印刷等や新聞広告など、コピーライターやデザイナーの時判断で、この一字下げをしないこともあります。
PLUXで作成・出版した「韓国ビジネス便利帖」は、一字下げなしで統一していますが、例外的な表記です。
とくに理由がない場合は原則にしたがいます。

句読点
句点は、縦書きは「。」で、横書きは「。」または「.」です。
横書きの「。」「.」どちらを使っても良いのですが、統一することが原則です。
読点も、縦書きは「、」で、横書きは「、」または「,」です。
これも横書きはどちらを使っても良いのですが、どちらかに統一します。
行頭は、句読点ではじめてはいけません。どうしても行頭にくる場合は、字間を調整するなど、句読点が行頭にこないように修正します。

長音
片仮名表記では長音「ー」を使う単語があります。日本語を学習する外国人が苦手とする表記ですが、長音ではじめないというルールがあります。
句読点と同様、字間調整などで、長音が行頭にこないようの修正します。

ほかに、行頭にきてはいけない語があります。
「ん」と「ぃ」「ぇ」「ゃ」「ゅ」「ょ」など小文字、「ゞ」や「・」などの和文記号です。ちなみに「・」は、中黒と読みます。

また、綴じ括弧が行頭にくるのはNGで、はじめ括弧が行末にくるのもNGです。

最近は、新聞など行頭に長音「ー」がある文章もありますが、新聞社や出版社では、独自のルールを定めていることもあります。
独自のルールがない一般企業等では、禁則は守るのが、原則です。

2013_businessguidebook_mini.jpg
韓国ビジネス便利帖

kazNewsweek記者

投稿者プロフィール

広告プランナー兼フォトグラファー。広告印刷とWEBプランニングに従事して早20年。日系企業の韓国ビジネスに詳しい。韓国経済や社会文化情報の発信を行い、外国人生活モニターとしてソウル市に改善提案を行っている。
週末には日韓米豪いろんな国の人たちと趣味の音楽を愉しんだり、カメラ片手にソウルや近隣をここかしこ徘徊したりしています。

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