日本ブランド;キャノンカメラ
- 2013/5/20
- 韓国の日本ブランド
キャノンは、カメラを扱うキャノンコリアコンシューマーイメージング社とプリンターなど事務機を扱うキャノンビジネスソリューション社があり、デジタル一眼レフカメラはトップシェアです。
フィルムカメラの時代、35mm一眼レフはニコンがトップで、キャノンは長いこと2番手に甘んじていました。
写真は、露出を合わせ、構図を決め、ピントを合わせてシャッターを切ります。
露出はシャッタースピードと絞りで合わせます。
シャッタースピードが速いほど、動態撮影が可能ですし、手ぶれも防ぐことができます。
絞りはピントの合う範囲で、絞り値が大きいほどピントが合う範囲が広くなり、絞り値が小さいと対象となる被写体だけにピントを合わせて、他をボカす写真を撮ることもできます。
一眼レフのはじめの自動化は露出です。
撮影者がシャッタースピードを設定し、カメラが適正な絞り値に合わせるシャッタースピード優先オートと、撮影者が絞り値を設定し、カメラが適正なシャッタースピードに合わせる絞り優先オートです。
キャノンは、シャッタースピード、絞りともカメラが自動で設定するプログラムオートを搭載した一眼レフカメラを発売しましたが、ニコンの優勢はかわりませんでした。
キャノンがニコンを抜いたのは、オートフォーカスになってからです。
露出に加え、ピントも自動で合わせるオートフォーカスは、コンパクトカメラではありましたが、ボディとレンズが別になっている一眼レフでは至難の業でした。
その開発で、ニコンは従来のマニュアルカメラとの互換性を重視しましたが、キャノンは互換性を諦め、新たなシステムにしました。
交換レンズなど、さまざまな周辺機器を使っているプロユーザーが多いニコンにとって、システム変更は多額な出費となるので、互換性は重要です。
もちろん、キャノンを使っているプロカメラマンもいたので、それまでのシステムと互換性のないシステムの採用は、苦渋の決断だったと思いますが、ニコンよりも優れているという評判を得ることになりました。
露出、構図、ピントのうち、2つの要素が自動化されたカメラは、それまで一眼レフを使ったことがないアマチュアユーザーを取り込むことで、ニコンを抜くことになりました。
アマチュアでも簡単に使えるキャノンのデジタル一眼レフは、韓国でも人気となり、デジタル一眼レフでは、トップシェアとなっています。