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フォントとロゴ
- 2014/4/4
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ワードなどで日本語の文章を書くときは、MS明朝とMSゴシックを使うことが多いと思います。
ソウルで見かける日本語や印刷物もこの2種類のフォントが多いようです。
MS明朝とMSゴシックはWindowsの標準フォントです。
Macの日本語標準フォントは平成明朝とOsakaですが、ワード、エクセル、パワーポイントなどMicrosoft OfficeではMS明朝とMSゴシックが標準フォントとして設定されています。
MS明朝とMSゴシックは、PCモニターではノーマルと強調文字がはっきり区別できますが、プリントアウトしてみると、ほとんど区別できない経験をした方も多いと思います。
MS明朝とMSゴシックはPCモニターには向きますが、印刷にはあまり向きません。
PC用に開発された明朝体は、印刷濃度を細い部分に合わせると太い「トメ」などが強調され、「トメ」に合わせると紙質によってはかすれてしまう傾向があります。
MSゴシックは、もとから太く、ノーマルも強調文字(B)も、印刷すると殆んど同じ太さです。
MSフォントを強調する標準フォントに、HGフォント「HG明朝・HGゴシック」があります。
また、明朝体よりはっきりした力強いフォントとして「楷書体」があります。
短い文章だと良いのですが、はっきりしすぎて、長い文章には向きません。
長い文章の印刷に向く標準フォントに「教科書体」があります。
明朝と楷書の中間で、明朝ほど角張らず、楷書をおとなしくしたフォントです。
日本の新聞社はたいていオリジナルのフォントを使っています。
大手出版社のなかにも自社フォントを持っている会社もあります。
自社フォントをもたない中小の出版社は、教科書体をよく使いますし、明朝体も印刷用に開発されたフォントを使います。
ちなみに、PLUXでは印刷用に開発された小塚明朝か小塚ゴシックを多く使っていて、Macではヒラギノを使うこともあります。
看板やカタログ・名刺などには、ロゴマークとロゴ社名を入れます。
ロゴ書体を作っている会社もありますが、フォントを指定している企業も多々あります。
多くの日本企業では、日本語に加えて英語社名のロゴもありますが、韓国社のロゴはもっていません。
ある会社の看板を作ったとき、ロゴデータには指定フォントで作成した英字社名もありましたが、「KOREA」という字が含まれていなかったので、指定フォントを入手して作成しました。
ロゴマークは意識していると思いますが、会社の看板や名刺で使っている社名表記も、ロゴか指定フォントかなど、いま一度、確認してみることをおススメします。
ロゴデータのほか、ロゴの使用マニュアルがあります。
取り寄せておくと使いたいときに慌てることがありません。
マニュアルは、広告会社やデザイン事務所が作成に関わり、広告や印刷、看板など製作者が理解できるように業界の専門用語を使います。
ロゴマニュアルの専門用語で不明な点は、広告会社や印刷会社に相談すると良いです。
韓国語版は http://blog.naver.com/pluxkr からお読みいただきます。